高校を中退しても通信制高校に編入できる?条件・単位の引き継ぎ・手続きの流れ・転入(転校)との違いは?
「一度高校を中退してしまったから、もう高校には戻れないのではないか」「今からまた高校に入り直せるのだろうか」。高校を中退した経験があると、こうした不安を抱えてしまう方は少なくありません。
結論、中退した後でも「編入」という制度を使って高校に入り直すことができます。中退前に修得した単位や在籍期間も、条件を満たせば引き継げるため、これまでの時間が無駄になることはありません。
本記事では、編入とは何か、編入できる条件、中退前の単位の引き継ぎ、手続きの流れまで、わかりやすく解説します。
高校を中退した後でも「編入」できる
「中退したらもう終わり」と感じている方に、まず知っておいてほしいのは、高校にはもう一度学び直せる道があるということです。
編入という制度で高校に入り直せる
高校を中退した後でも、別の高校に入り直すことができます。これを「編入」または「編入学」といいます。一度学校を離れたとしても、そこで学業を続ける道が閉ざされるわけではありません。中退から時間が経っていても、編入を受け入れている高校に入り直して、高校卒業を目指せます。
編入と転入(転校)の違い
似た言葉に「転入(転校)」がありますが、両者は異なります。編入は、一度高校を中退(退学)した後に、別の高校へ入り直すことです。一方、転入(転校)は、今の高校に在籍したまま別の高校へ学籍を移すことを指します。すでに高校を辞めている場合は「編入」、今も高校に在籍している場合は「転入(転校)」になります。
単位がない場合は「再入学」になることも
中退した時期によっては、まだ単位を1つも修得していない場合もあります。その場合は、編入ではなく「再入学」として、改めて高校1年生から学び直す形になることもあります。自分がどの形になるかは、中退時の状況によって変わるため、入り直したい高校に確認しておくと安心です。
編入できる条件
編入を考えるうえで、まず気になるのが「自分は編入できるのか」という点です。一般的に必要とされる条件を整理しておきましょう。
中退前の在籍期間があること
編入では、前に在籍していた高校での在籍期間が必要になります。この在籍期間は、編入後の卒業要件である「3年(36ヶ月)以上の在籍」に通算できる場合が多く、これまで通った時間が活かされます。
中退前に1単位以上を修得していること
多くの場合、編入には前の高校で1単位以上を修得していることが条件となります。逆にいえば、わずかでも単位を修得していれば、それを引き継いで編入できる可能性があります。
編入先の入試を通過すること
編入先の高校が定める入試を通過する必要があります。入試の内容は学校によって異なりますが、面接や作文が中心で、学力試験を課さない学校も多くあります。
年齢制限は基本的にない
編入に年齢の上限は基本的になく、中退から年数が経っていても入り直すことができます。「もう年齢的に遅いのではないか」と心配する必要はありません。
中退前の単位は引き継げる?引き継ぎの仕組み
「中退前に取った単位は、もう引き継げないのだろうか」という疑問を持つ方は多いはずです。実は、編入では中退前の学びもしっかり引き継げる仕組みになっています。
修得済みの単位は原則として引き継げる
前の高校で修得した単位は、編入先で原則として引き継ぐことができます。中退前に修得した単位がそのまま認められるため、ゼロからやり直す必要はありません。
在籍期間も通算され、最短ルートで卒業を目指せる
単位だけでなく、前の高校での在籍期間も卒業要件に通算されます。修得済みの単位と在籍期間の両方が引き継がれることで、卒業に必要な残りの単位を修得すれば、無理のないルートで卒業を目指せます。これまで過ごした時間が無駄にならないのは、編入の大きな安心材料です。
引き継ぎに必要な書類
単位や在籍期間を引き継ぐためには、前の高校から発行してもらう書類が必要です。一般的には、次のような書類を準備します。
・単位修得証明書
・在籍証明書(在学期間証明書)
・成績証明書
・退学証明書 など
必要な書類は学校によって異なるため、編入先に確認しながら、前の高校に発行を依頼するとスムーズです。
通信制高校への編入の時期と手続きの流れ
編入を受け入れている学校の中でも、通信制高校は比較的柔軟に対応しています。ここでは、通信制高校への編入を例に、時期と手続きの流れを確認しましょう。
編入を受け付けている時期
編入の受け付け時期は、4月・10月など年に数回に限られる学校が多くあります。一方、在籍中に移る転入(転校)は随時受け付けている学校が多く、この点が編入と異なります。
なお、通信制高校は全日制・定時制に比べて、編入を柔軟に受け入れている学校が多いのが特長です。中退から時間が経っていても、受け入れてもらいやすい環境があります。
編入手続きの流れ
通信制高校への編入は、おおむね次のステップで進みます。一つずつ確認しておきましょう。
STEP1:学校見学・個別相談
気になる通信制高校の学校見学や個別相談に参加し、編入の可否や単位の引き継ぎ、卒業までの見通しを確認します。
STEP2:必要書類の準備
単位修得証明書・在籍証明書・証明写真・入学願書などを準備します。前の高校に発行を依頼する書類もあるため、早めに動くと安心です。
STEP3:出願・入試
必要書類を揃えて出願します。入試は面接・作文が中心で、学力試験を課さない学校も多くあります。
STEP4:入学手続き
合格後、入学手続きを行えば編入が完了します。あとは自分のペースで学習を進めていきます。
編入後に卒業できる?不安な人に見てほしい3つのこと
「編入できたとしても、本当に卒業まで続けられるだろうか」。一度中退を経験していると、こう感じるのは自然なことです。ここでは、卒業に向けて知っておきたい3つのポイントを紹介します。
ポイント1:単位制なので留年という概念がなく、自分のペースで進められる
通信制高校の多くは単位制で、留年という考え方がありません。1科目つまずいても、その科目をやり直せば済み、自分のペースで単位を修得できます。一度のつまずきが卒業全体を左右しないため、無理なく前に進めます。
ポイント2:中退前の空白期間があっても在籍期間に通算される
中退してから編入までに空白期間があっても、前の高校での在籍期間は通算されます。ブランクがあること自体が卒業の妨げになるわけではないため「期間が空いてしまったから」とためらう必要はありません。
ポイント3:サポート体制のある学校を選べば、一人で抱え込まずに済む
卒業まで続けられるかどうかは、学校のサポート体制に大きく左右されます。相談しやすい環境や、学習を見守ってくれる仕組みが整った学校を選べば、一人で抱え込まずに卒業を目指せます。学校選びの段階で、サポートの手厚さを確認しておくことが大切です。
編入しても安心!第一学院高等学校の受け入れ体制
「編入をしても、また同じようにつまずいてしまうかもしれない」「今度こそ通い続けられるだろうか」という不安を抱える方にこそ知ってほしいのが、第一学院高等学校のサポート体制です。
過去を問わず「これから」を迎え入れる
第一学院高等学校には、中退や不登校を経験した生徒、空白期間を経て入学した生徒など、さまざまな背景を持つ生徒が在籍し、卒業しています。過去がどうであったかを問わず「これから」をともに歩む姿勢があるため、一度つまずいた経験があっても、安心して新しいスタートを切れます。
ピアサポーター|同じ経験をした先輩が寄り添う
第一学院高等学校には「ピアサポーター」という在校生による支え合いの仕組みがあります。過去に同じような悩みを抱えていた先輩が、新しく入った生徒に寄り添い、学校生活の相談に乗ったり、行事に一緒に参加したりします。少し相談しづらいことも、同じ立場を経験した先輩になら話しやすい、という安心感があります。
ピアサポーターについて保護者も支え合える環境がある
支え合いの輪は、生徒だけにとどまりません。第一学院高等学校では、同じ悩みを持つ保護者同士が学年の枠を超えて交流できる保護者ピアサポーターという制度があり、各キャンパスだけでなく、オンラインで全国の保護者同士が支え合える仕組みがあります。保護者向けのイベントも定期的に開催しており、お子さまの編入を見守る保護者にとっても、一人で抱え込まずに相談できる環境があることは、大きな支えになります。
保護者ピアサポーター「また一人で抱え込まなくていい」環境
生徒にはフェロー(先生)とピアサポーター、保護者には保護者同士のつながりがあります。生徒も保護者も、一人で不安を抱え込まなくていい環境が整っているからこそ、編入後(転校後)も安心して卒業まで歩んでいけます。気になる方は、まず個別相談や学校見学で、その雰囲気を確かめてみてください。
まとめ
高校を中退した後でも「編入」という制度を使って高校に入り直すことができます。中退前に在籍期間があり、1単位以上を修得していれば、その単位と在籍期間を引き継いで卒業を目指せるため、これまでの時間が無駄になることはありません。
特に通信制高校は編入を柔軟に受け入れている学校が多く、単位制のため留年もありません。中退からの空白期間があっても在籍期間に通算されるため、自分のペースで着実に卒業へ近づけます。
「また同じようにつまずくかもしれない」という不安があるなら、サポート体制や制度が整った学校を選ぶことが大切です。第一学院高等学校では、ピアサポーターや保護者同士のつながりを通じて、安心して新しい一歩を踏み出せる環境を用意しています。まずは個別相談で、これからの一歩について話してみてください。
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