通信制高校の入試とは?内容、時期、費用、入学までの完全ガイド
通信制高校への進学を検討している人の中には、「どんな試験なのか?」「入試の時期は?」「入試にいくらくらいかかるの?」「不合格の可能性は?」などの疑問を抱いている人は多いと思います。
通信制高校の入試の内容は全日制とは大きく異なる部分も少なくありません。入試において全日制では学力が重視されるのに対し、通信制高校では意欲や将来性などが主な評価ポイントとなるためです。
本記事では、通信制高校の入試の概要を押さえた上で、入試の種類、時期、必要書類、費用などを解説します。
通信制高校の入試の仕組みと受験資格
通信制高校に進学するには入試の仕組みと受験資格をまずは理解しておく必要があります。以下では、通信制高校の入試の仕組みと受験資格を解説します。
入試の基本的な仕組み
通信制高校の入試において、受験生を学力だけで選別し、ペーパー試験の点数によってふるい落とすようなことはあまりありません。多くの通信制高校では、試験の点数よりも本人の人柄や意欲を重視しており、面接や作文、書類審査の内容を総合的に判断して合格者を決定するのが一般的です。
具体的な選考内容について、まず面接では自己紹介や志望理由をはじめ、今後の目標や中学時代の出来事、自身の長所と短所などが対話形式で確認されます。また、作文では高校生活で挑戦したいことや自己PR、将来の夢、高校卒業に向けた目標といったテーマを通じて、自分の考えを文章で表現することが求められます。
書類審査においても、過去の成績を評価する以上に、学習意欲や入学への熱意がどれだけあるかが重要な判断材料となります。こうした選考は、今の学力を測るためというよりも、入学後にその生徒が無理なく自分らしく学んでいけるかを確認するために行われているのです。
受験資格
通信制高校の受験資格は中学校卒業、もしくは中学校卒業と同等の学力があると認められた者です。なお、年齢は全日制と同様、15歳以上となります。
ただし、入学の種類、公立・私立によって受験資格が異なりますので、志望校の受験資格を必ず確認してください。
通信制高校の入試の選考内容と時期
通信制高校の入試の選考内容や時期は受験にあたって必ず確認しなければならない情報です。以下では、通信制高校の選考内容や時期などを解説します。
入試の選考内容
通信制高校の入試の選考内容は主に以下の4つです。
面接
多くの通信制高校では入試において面接があります。面接では自己紹介、志望動機、将来の夢、高校生活の目標などが聞かれます。
作文
多くの通信制高校では入試で作文試験があります。作文のテーマは将来の夢、高校生活の目標などです。国際情勢や社会問題など難しい知識は求められないことが多いですが、自分の思いを言葉で表現する力が求められます。
書類審査
願書(入学志願書)では記入漏れがないか、未成年の場合は保護者の氏名と捺印があるかなど確認されます。
また、志望理由書では志望理由の内容や誤字脱字などがチェックされます。
これらに加えて、学校や受験生の年齢によっては、中学校から発行される調査書の提出が求められます。
学力テスト
通信制高校の多くは入試において学力テストはありませんが、一部の通信制高校では学力テストも実施しています。
ただし、学力テストでは応用問題が問われることは基本的にありません。中学校の学習範囲の基礎を身につけていれば解ける問題がほとんどです。
なお、第一学院高校には中学3年生を対象にしたAOエントリー制度があります。この制度で合格をした人は9月以降に実施される入試の選考料、面接、作文が免除になります。さらに、入学が決まっている中学3年生を対象に、入学前から高校の雰囲気に慣れるための「ステップアッププログラム(新入学準備講座)」が用意されています。この講座では、仲間や先生との交流を通じて早い段階からキャンパスライフを体験することが可能です。
入試の時期
多くの通信制高校は新入学、転入学、編入学ともに4月と10月に入試を設けています。年に2回のチャンスがあるため、高校を中退した場合や「もう一度高校に行きたい」と思ったタイミングで、1年待たずにすぐ入学できるのが魅力です。
なお、第一学院高校では転入学・編入学を毎月受け付けています。自分のタイミングで手続きを進められるので、学びのブランクをできるだけ空けたくない人にも安心です。
面接・作文の具体的な準備と対策
通信制高校の入試を控えている人の中には「面接や作文に向けてどのような準備をすればいいの?」と不安に思っている人は多いと思います。以下では、面接・作文の具体的な準備と対策を解説します。
面接対策:「聞かれること」を3つに整理しよう
通信制高校の面接対策では、まずは質問される可能性が高い3つのことを整理してください。
・「なぜ?」 志望動機、なぜこの学校を選んだかなど
・「何を?」 入学後にしたいこと、学習、行事、趣味、アルバイトなど
・「将来は?」 進学(大学、専門学校、留学など)、就職、高校生活を送りながら考えたい(未定)など
多くの通信制高校の入試の面接において志望動機を質問されます。きちんとした理由を持って入学しようとする人は、意欲的な学びが期待できるからです。
また、入学後に取り組みたいことや将来の夢についても聞かれることがよくあります。面接では正直に答えることが大切ですが、入学後に高校生活でやりたいことや夢が変わっても問題ありません。
作文対策:「上手」より「丁寧」を心がけよう
通信制高校の入試における作文では文章の上手さや論理性はほとんど問われません。それよりも、「この学校に入学したい」という強い意欲が読み手(学校)に伝わることが大切です。
学校側にその意欲をしっかり伝えるためには、誤字脱字に気をつけ、丁寧な字で書くことが重要です。難しい漢字や言葉を無理に使わず、ありのままの思いを素直に書くことを心がけてください。
また、作文のテーマで「中学時代の出来事」を問われる場合もあるかもしれません。不登校の経験があると困るかもしれませんが、隠す必要はありません。「新しい環境で頑張りたい」「高校に入ったら、中学時代できなかった学校行事を楽しみたい」など、前向きな気持ちを伝えると良い印象を与えられます。
通信制高校の入試の費用と必要書類
通信制高校と一括りにしても、学校によって入試の費用と必要書類が異なります。以下では、通信制高校の入試の費用と必要書類を解説します。
費用
通信制高校の検定料は公立か私立かによって大きく異なりますが、一般的な目安は以下とおりです。
- 公立 500円
- 私立 5000~15000円
私立の通信制高校は学校ごとに入試の費用が大きく異なります。受験先の公式サイトや募集要項などを確認してみてください。
必要な書類
通信制高校の入試において必要な書類は学校ごとに異なりますが、一般的には以下の書類の提出が求められます。
- 入学願書
- 卒業証書
- 調査書
- 住民票記載事項証明書(公立の場合のみ)
通信制高校の入試に落ちることはある?
通信制高校は多くの人に門戸を開いているものの、願書を出せば入学が保証されるわけではありません。以下では、不合格となるケースと入試対策のポイントを解説します。
不合格となるケース
通信制高校の入試において以下のケースにおいて不合格となる可能性があります。
書類の不備
願書や提出書類における不備や記入漏れなど。
定員超過
各学校には定員があるため、面接や作文などで合格者が選抜されることがある。
学習意欲が極端に低い
面接や作文で学習意欲の低さが懸念された場合、面接での態度が著しく悪い場合など。
入学資格を満たしていない
14歳で受験、学区外や他市区町村外(学区制がある公立の場合)など。
入試対策のポイント
通信制高校に確実に進学するには入試対策をしっかり行う必要があります。以下を確認し、それぞれの入試対策のポイントを押さえてください。
書類、入学資格の確認
入学資格を確認した上で、願書、志望理由書などに不備がないかチェックする。
面接、作文
志望理由、将来の夢、高校でがんばりたいことを伝えられるように準備する。
第一学院高校の入学方法
第一学院高校に入学を希望する場合、以下のステップで進めていきます。
①資料請求/オープンスクール・学校説明会/個別相談
②出願
③入試・選考/合格発表
④入学手続き
⑤入学
資料請求だけでなく、オープンスクール、学校説明会、個別相談など、さまざまな方法で学校のことを深く理解できます。
また、新規入学は毎月対応しているため、タイミングを気にせず、自分のペースで入学できるのも大きな魅力となっています。(入学時期は卒業のタイミングに影響することがありますので事前に確認してください)
まとめ
通信制高校は、さまざまな事情を抱えた生徒を広く受け入れる「門戸の広さ」が大きな特徴です。
ただし、入試が一切ないわけではなく、実際にはしっかりとした選考が行われます。全日制高校のような厳しい学力試験を実施している学校は少なく、書類審査と面接を中心に、作文を課すことで選考を行うのが一般的です。
こうした通信制高校の魅力は、全日制に比べて自由で柔軟な雰囲気にあります。入学時期も学校によって異なりますが、年2回(4月・10月)の募集だけでなく、毎月の入学を随時受け付けているところも少なくありません。自分自身の状況やタイミングに合わせて、無理のない一歩を踏み出してみることをおすすめします。
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