公立と私立の通信制高校、どちらを選ぶべき?それぞれの違いを解説
「通信制高校に通おうと思っているけれど、公立と私立、どちらを選べばいいのかわからない」
「学費のことを考えると公立がいいけれど、勉強についていけるか不安」
「私立はサポートが手厚そうだけど、やっぱり費用が高いのがネック……」
通信制高校への進学や転校を検討し始めたとき、多くの生徒さんや保護者の方が最初に直面するのが「公立か、私立か」という大きな選択です。 全日制高校であれば「学力に合わせて選ぶ」ことが一般的ですが、通信制高校選びにおいては、学力以上に「学校の仕組み」や「サポート体制」の違いを理解することが極めて重要になります。
結論から申し上げますと、公立と私立に優劣はありません。しかし、運営母体が異なるため、教育方針や学習環境、そして学費の仕組みには大きな違いがあります。大切なのは「どちらが良い学校か」ではなく、「今の自分の状況や性格に合っているのはどちらか」を見極めることです。
この記事では、公立と私立それぞれの特徴を、学費、学習スタイル、サポート体制など7つの重要な視点から徹底比較します。 「安さだけで選んで後悔したくない」「自分に合った環境で確実に高校を卒業したい」と考えている方のために、判断材料となる情報を詳しく解説していきます。
公立通信制高校と私立通信制高校の違い
学費:圧倒的な安さの公立、支援制度で通いやすくなった私立
最もわかりやすい違いは「学費」です。
公立通信制高校の場合
公立は都道府県や自治体が運営しており、税金が投入されているため、学費は非常に安価です。 入学金は数百円〜数千円程度、授業料も1単位あたり数百円(年間で数万円程度)で済むことがほとんどです。教科書代やスクーリング費用を含めても、経済的な負担は最小限に抑えられます。「とにかく費用をかけずに高校資格を取りたい」という方にとって、この安さは最大のメリットと言えるでしょう。
私立通信制高校の場合
一方、私立は学校法人などが運営しているため、公立に比べると学費は高めに設定されています。施設維持費やサポート費用などが含まれるため、学校やコースによって金額には幅があります。 「やっぱり私立は無理かも……」と思われるかもしれませんが、現在は国による「高等学校等就学支援金制度」が充実しています。この制度を利用することで、私立であってもご家庭の実質負担額が大幅に軽減され、公立とそこまで変わらない負担感で通えるケースも増えています。「私立=高い」と決めつけず、支援金を適用した場合のシミュレーションを確認してみることをおすすめします。
学習の進め方:自律が求められる公立、ツールが充実した私立
通信制高校の学習の基本は「レポート(課題)提出」ですが、その取り組みやすさには差があります。
公立通信制高校の場合
公立の学習スタイルは、昔ながらの「自学自習」が基本です。 郵送で送られてくる紙のレポートに取り組み、期限までにポストに投函して提出するという学習スタイルがほとんどです。教科書を自分で読み解き、答えを探す作業は、想像以上に根気が必要です。「わからないところがあっても、すぐに聞ける先生がそばにいない」という環境になりがちなため、高い自己管理能力と学習意欲が求められます。
私立通信制高校の場合
私立の多くは、学習のハードルを下げるためにICT(情報通信技術)を積極的に導入しています。 タブレット端末やスマホを使って動画授業を視聴し、そのままWeb上でレポートを提出できるシステムが普及しています。動画なら視覚的に理解しやすく、解説も丁寧です。ゲーム感覚で取り組めるドリルなどもあり、「勉強が苦手」「机に向かう習慣がない」という生徒でも挫折しにくい工夫が凝らされています。
サポート体制:必要最小限の公立、伴走型の私立
ここが、卒業率にも直結する最も重要な違いと言っても過言ではありません。
公立通信制高校の場合
公立はあくまで「自ら学ぶ意欲がある人」に対して学習機会を提供する場です。そのため、先生からの積極的な声かけや手厚い生活指導はあまり期待できません。 もちろん質問に行けば答えてくれますが、「レポートの期限が迫っていますよ」「最近悩みはない?」といった個別のフォローは少ないのが一般的です。自分から動けない生徒にとっては、孤立感を深めてしまうリスクもあります。
私立通信制高校の場合
私立は「生徒を一人にしない」ためのサポート体制が非常に手厚いです。 不登校経験や学業不振など、様々な背景を持つ生徒を受け入れているため、先生たちは「勉強を教える」だけでなく「心のケア」や「生活リズムの改善」にも力を入れています。 スクールカウンセラーが常駐していたり、担任の先生が定期的に電話やメールで状況を確認してくれたりと、伴走型の支援が受けられます。「誰かが見ていてくれる」という安心感は、学習を継続する上で大きな力になります。
卒業率:仕組みの違いが数字に表れる
サポート体制の差は、そのまま「3年間での卒業率」に影響します。
公立通信制高校の場合
公立は「自己責任」の側面が強いため、学習計画が崩れてレポートが出せなくなり、そのまま退学してしまう(または在籍期間が伸びる)ケースが少なくありません。誰からも催促されない自由さは、裏を返せば「自分で自分を律しなければ卒業できない」という厳しさでもあります。
私立通信制高校の場合
私立は学校全体で「生徒を卒業させること」を目標に動いています。学習が遅れている生徒がいれば補習を行ったり、個別にスケジュールを調整したりと、あの手この手でサポートします。そのため、公立に比べて高い卒業率を維持している学校が多いのが特徴です。
登校頻度、学習環境の自由度
公立通信制高校の場合
公立のスクーリング(面接指導)は、日時や場所が学校側によって指定されることがほとんどです。例えば「日曜日は必ず登校」など固定されており、こちらの都合で変更することは難しい場合が多いです。また、服装や頭髪などの校則についても、全日制ほど厳格ではないものの、一定の基準(派手な染髪はNGなど)が設けられていることがあります。
私立通信制高校の場合
私立の最大の魅力は、ライフスタイルに合わせて登校スタイルを選べる点です。 「週5日通って友達を作りたい」「週1日だけ登校して、あとは自宅学習」「年数回の集中スクーリング(合宿など)以外は完全在宅」など、多様なコース設定があります。 また、服装も自由な学校が多く、自分らしいスタイルで通学できます。体調に不安がある時期は在宅コースを選び、元気になったら通学コースに変更するなど、柔軟に対応できるのも私立ならではです。
コースの多様性:普通科のみか、+αの学びか
公立通信制高校の場合
公立は基本的に「普通科」のみです。学習内容は高校卒業に必要な必修科目が中心となります。「高卒資格を取る」という目的には十分ですが、それ以外の専門スキルを学校で学ぶ機会は少ないでしょう。
私立通信制高校の場合
私立には、高校の勉強と並行して「好きなこと」を学べる専門コースが充実しています。 プログラミング、イラスト・マンガ、eスポーツ、声優、美容・ネイル、大学進学対策など、その種類は多岐にわたります。「勉強は苦手だけど、イラストの授業があるから学校に行きたい」といったように、好きなことが登校のモチベーションになり、結果として高校生活が充実するケースが非常に多いです。
入学時期・条件:狭き門の公立、いつでも開かれている私立
公立通信制高校の場合
公立への転入・編入は、いつでもできるわけではありません。募集時期が「4月」と「9月(または10月)」の年2回に限られていることが一般的です。また、入試に国語・数学・英語などの「学力検査」が課される場合もあります。さらに、「その都道府県内に住んでいる(または勤務している)」という居住地条件も必須です。
私立通信制高校の場合
私立(特に広域通信制高校)は、4月入学に限らず、毎月(あるいは随時)転入生を受け入れている学校が多いです。「今すぐ環境を変えたい」と思い立ったその月に手続きを進められるため、空白期間を作らずに済みます。 入試も書類選考と面接(作文)が中心で、学力テストがない場合がほとんどです。「学びたい」という意欲があれば広く受け入れてくれるため、今の学力に自信がなくても安心して出願できます。
通信制高校に応募する生徒は、不登校経験がある生徒や自分のペースで学びたい生徒など、多様な背景をもつ生徒が多い傾向にあります。公立校は学費が比較的安く、経済的な負担が少ない一方で、学習支援や進路指導などのサポート体制は基本的な内容に限られる傾向があります。
一方で、私立校は学費が高めですが、カウンセリングや進学・専門コースなどのサポートが充実しており、学習スケジュールやスクーリングの方法・頻度を柔軟に選べる学校も多くあります。そのため、学費の安さだけで公立・私立を判断せず、学習や生活を支えるサポート体制の充実度も重視することが大切です。したがって、自分の生活環境や学習スタイル、サポートの必要性に合った学校を選ぶことが重要です。
私立ならではの手厚さ!第一学院高等学校の魅力
私立の通信制高校の中でも、特に「生徒一人ひとりの居場所づくり」と「自己肯定感を育むこと」に力を入れているのが第一学院高等学校です。 第一学院は、単に高卒資格を取らせるだけの場所ではありません。
まずは、先輩である「ピアサポーター」が優しく声をかけることで、誰もが安心して高校生活をスタートできる環境を整えています。不安な時期に寄り添ってくれる仲間の存在があるからこそ、学校が少しずつ安心できる場所に変わっていきます。
そこに、一人の大人として伴走する「フェロー」が加わり、生徒の心に寄り添いながら、一歩前へ進むための背中をそっと押します。
こうした温かな支えのなかで、自分だけの時間割である「マイプラ」を自分のペースで進めていく、そんな日々の積み重ねが、自分自身を好きになるきっかけとなり、自信を持って社会へ羽ばたいていくための確かな力に繋がります。
ここでは、その代表的な3つの強みを紹介します。
自分だけの時間割「マイプラ(マイプラン)」
「勉強についていけるか不安」「自分のペースで進めたい」という生徒のために、第一学院では「マイプラ(マイプラン)」という独自の学習スタイルを取り入れています。 これは単なる教材の名前ではなく、「自分で作る、自分だけの時間割」のこと。 豊富な映像講座やAI教材、ボランティアなどの課外活動から、自分に必要なものを選んで組み合わせます。フェロー(先生)と相談しながら、「目標を立てる(PLAN)」「学ぶ(DO)」「振り返る(CHECK・ACT)」というPDCAサイクルを回すことで、無理なく「できた!」を積み重ねられます。 また、日々の学びや活動はポートフォリオとして記録し、成長実感発表会などを通じて自分の成長を目に見える形で残せるため、進路選択の際にも大きな自信になります。
マイプラページリンク共に活動する仲間「ピアサポーター」
新しい学校生活、友達ができるか心配なのは皆同じです。第一学院には「誰かの役に立ちたい」という想いを持った「ピアサポーター」という生徒たちがいます。 ピア(Peer)は「仲間」、サポート(Support)は「支援」を意味します。彼らはオープンスクールの準備やキャンパスの清掃など、生徒自身の力で学校を盛り上げる活動をしています。 「人前で話すのは苦手……」という場合でも大丈夫。ウェルカムボードの作成や資料作りなど、自分に合った方法で活動に参加し、仲間の輪を広げています。 「助けてもらう」だけでなく、いつか自分も「誰かのために」活動できる。そんな温かい循環がキャンパスにはあります。
ピアサポリンクページ先生以上の存在「フェロー」
第一学院では、先生のことを「フェロー(Fellow)」と呼びます。これには「仲間」や「同志」という意味が込められています。 フェローの役割は、一方的に勉強を教えるだけではありません。「教えること」と「育むこと」を一つと考え、生徒一人ひとりの「主体性」を引き出すことを大切にしています。 教育理念である「1/1の教育」のもと、勉強の指導はもちろん、学校生活の悩みや将来の夢についても生徒と同じ目線で向き合います。 生徒が自ら未来への扉を開けるよう、時に励まし、時に見守りながら伴走してくれる。そんな頼れる存在が、あなたの高校生活を全力でバックアップします。
フェローリンクページまとめ
通信制高校を選ぶ際、学費の安さから公立を第一候補に考える方は多いです。もちろん、自立して学習できる方にとっては素晴らしい選択肢です。 しかし、もし学習面や精神面で少しでも不安があるのなら、目先の費用だけでなく「卒業までのサポートの手厚さ」を重視して学校を選んでみてください。
私立であっても、就学支援金制度を活用すれば費用のハードルは下がります。何より、手厚いサポートのある環境で過ごす3年間は、単なる高卒資格以上の「自信」や「将来への希望」を与えてくれるはずです。
第一学院高等学校のように、あなたの「居場所」を大切にし、じっくりと向き合ってくれる学校があります。まずはキャンパスを見学して、その温かい雰囲気を感じてみてください。自分に合った環境を選ぶことが、未来を切り拓く第一歩になります。
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