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通信制高校とは?全日制との違いやメリット・デメリットを徹底比較

通信制高校とは

高校には、通信制・全日制・定時制の3つの種類があります。このうち通信制高校とは、通信による教育を行うことを目的とした高校です。卒業すると全日制・定時制の高校と同様に高校卒業の資格が得られ、最終学歴は「高校卒業」となります。

通信制高校に在籍している生徒数は全国で290,087名、前年に比べ25,113名増加しています(2024年度学校基本調査)。高校に通う生徒数は全国で2,906,921名。少子化の影響で全日制は前年度に比べ38,000名の減少が見られました。

一方、通信制高校に通う生徒数は、9年連続で増加し、現在では高校生の約10人に1人が通信制の高校生となっています。

通信制高校ではインターネットを活用した通信教育が基本です。通学頻度は自分で決められる学校が多く、一定期間の「スクーリング(面接指導)」に参加することが卒業要件の一部となっております。

自身の状況やライフスタイルに合わせた学び方が可能であり、不登校や高校中退を経験した人、スポーツや芸能活動などのプロ活動に専念したい人、働きながら学びたい人など、さまざまな生徒が在籍しています。

こちらのページでは通信制高校と全日制・定時制高校との違いや、卒業するための要件など、通信制高校の特長について解説します。

通信制/全日制/定時制との違いとは

前述の通り、通信制高校、全日制および定時制高校のどれを卒業しても、高校卒業資格が得られることに変わりはありません。通信制高校と、全日制および定時制高校の違いは、大きく「登校頻度」「授業形式」の2つが挙げられます。

通信制高校は通学頻度を自分で決められる

全日制高校の場合は平日の日中、毎日決められた時間に登校する必要があります。定時制高校も登校の必要はあり、時間帯としては主に夕方~夜間となります。両者とも事前に授業の時間割が決められている一方、通信制高校は、週や月に何回通学するかを自分のペースで選択できる学校や年数回の登校またはスクーリング合宿に参加すれば良い学校などがあり、登校頻度が自分で決められることが特徴です。

第一学院では、本校での集中スクーリングがあります。キャンパスへ通うコースは登校日数を、生徒一人ひとりの学習計画に合わせて柔軟に設定できます。

週1日から週5日まで、各自の状況や目標に応じて最適な学習ペースを確立できるのが特長であり、個々の生徒が無理なく高校生活を送れるよう配慮しています。

第一学院のコース(通学頻度)についてはこちらをご覧ください。

コース紹介

通信制高校の授業は、インターネットを使った通信教育が中心

全日制高校は1日5〜8時間、定時制高校は1日4時間など、事前に授業の時間割が決められているケースが多く、教員による対面授業が中心です。一方、通信制高校は通信教育によるレポート学習がメインとなり、教科書の内容に沿った映像授業を視聴しながら学習を進めます。

第一学院高校では、通信教育が中心ですが、自分のペースで興味関心に合わせて時間割を決められます。「マイプラン」と呼ばれる自分だけの時間割で、将来なりたい姿に近づいていくことができます。

第一学院高校のマイプランについてはこちらをご覧ください。

第一学院独自の学び方・マイプラ

通信制高校のメリットとデメリット

通信制高校には、時間に縛られず自分のペースで学べるという大きなメリットがあります。登校日数が少ないため、アルバイトや趣味、療養などと両立しやすく、働きながら通うことも可能です。

さらに、公立であれば3年間で10万円程度と学費が抑えられる点も魅力です。私立でも支援制度が充実しており、家庭の事情に合わせた進学がしやすくなっています。また、多様な背景を持つ生徒が集まるため、個々に応じたサポート体制が整っている学校も少なくありません。

一方で、学習は基本的に自学自習で進める必要があり、強い自己管理能力が求められます。目標を見失うと学習が滞りやすく、卒業まで時間がかかることもあります。さらに、登校日数が少ないためクラスのような一体感は得にくく、人との交流が少ない点もデメリットといえます。そのため、普段から通学できるキャンパスを設置し、全日制高校と同様に先生から学習面のサポートを受けることができ、他の仲間と一緒に高校生活を楽しむことができる通信制高校が増えております。

第一学院では、全国主要都市にキャンパスを設置することで、生徒が自宅から通学しやすい環境を整えています。

第一学院のキャンパスについてはこちらをご覧ください。

キャンパスを探す

進学支援やキャリア支援、サポート制度

通信制高校では高校卒業はもちろんですが、その先の進路に向けた支援にも力を入れてきています。多くの通信制高校では進学相談や就職サポートに対応するカウンセラーが常駐しています。生徒一人ひとりの状況に合わせて、進路の選択肢を一緒に考える仕組みが整っているのです。働きながら学ぶ人や、再チャレンジを目指す人にとって、こうした支援の存在は精神的な安心感にもつながります。通信制高校は、単なる学びの場ではなく、未来を切り拓くための環境としての役割を果たしています。

第一学院では、生徒一人ひとりの希望に合わせて、卒業後の進路を幅広くサポートしています。2025年の進路実績では、大学等へ1,672名、専門学校等へ1,148名、就職者645名と、合計で3,465名の卒業生がそれぞれの夢を実現しました。

さらに第一学院ならではの強みとして、四年制大学をはじめとするグループ校や提携校への進学機会も充実しており多様な選択肢の中から自分に合った進路を見つけることができます。加えて、第一学院ではキャリアサポートセンターを用意し、在学中だけでなく卒業後も継続して生徒のキャリア実現のサポートを行っています。

詳細はこちらをご確認ください。

グループ校・提携校への進学について 大学・専門学校への進学について 第一学院のキャリアサポートについて

通信制高校を卒業するには

通信制高校は、下記(1)~(3)のすべての要件を満たすことで卒業が認定されます。

第一学院高等学校での詳細の卒業要件はこちらをご覧ください。

 

通信制高校を卒業するために必要な要件とは?

通信制高校の卒業要件

(1)必履修科目を含む74単位以上の単位取得

前述したレポートの提出やスクーリング、テストの受験により、74単位を修得する必要があります。レポートの提出をしなかったり、決められた回数のスクーリングに出席しなかったりすると、単位を認定するための試験の受験ができなくなるため、注意しましょう。

(2)36ヶ月以上の在籍期間

卒業に必要な単位を取り切れば早く卒業できるというわけではなく、通信制高校では「3年以上在籍していること」が卒業の条件のひとつになっています。また、全日制高校の場合は、成績や出席日数が不足していると進級できませんが、通信制高校は単位制のためそのような制限はありません。3年で卒業される方もいれば、なかには10年かけて卒業される方もいます。

(3)30単位時間以上の特別活動

特別活動とは、ホームルームや学校行事、生徒会活動などの活動をいいます。内容は学校により異なりますが、具体的には文化祭、体育祭、校外学習、職業体験、ボランティア活動などを示します。1単位は50分なので、3年間で合計25時間を特別活動にあてる計算になります。社会に出たときのために、このような集団活動を通じて健全な生活態度を養うことを主な目的としています。

以上のように、通信制高校の卒業は難しいことではありません。しかし、学習計画をしっかり立てて取り組まないと、レポートの提出が遅れることが心配されます。スクーリングをはじめその学校のサポート制度をうまく活用しながら、生活リズムを整え、着実に単位を修得していきましょう。

通信制高校で単位を修得するには

(1)レポート(報告課題)

通信制高校へ入学すると、各学校によって教材を使用する場合やタブレット端末で勉強する場合があります。従来は冊子やDVDなどが主流でしたが、最近ではタブレット端末を活用して映像授業を視聴しながら勉強するスタイルも増えてきております。

学習を進めレポートを提出することで、単位を修得していきます。レポートの提出方法は郵送などさまざまありますが、タブレット端末を活用した学習スタイルの場合、インターネット経由で提出する方法が主流になっております。

(2)スクーリング(面接指導)

スクーリングとは、通信制高校で単位を修得するために、学校や指定された会場に登校し、先生から直接指導を受ける対面授業のことです。自宅学習でわからない内容や疑問に思ったことがあれば、先生に直接質問して指導を受けることができる貴重な機会となります。

スクーリングの回数は、週や月に何回通うかを選択できる学校、年数回の登校で良い学校、合宿に参加すれば良い学校などさまざまです。スクーリングでは、普段の学習では行えない実験や体育に加え、紙すき体験をしながら自分たちの卒業証書を作ったり、アートプログラムや陶芸体験をしたりするなどの体験学習も行われます。

第一学院高等学校の課外活動の特徴はこちらをご確認ください。

課外活動の特徴

(3)テスト(単位認定試験)の合格

定期的にレポートを提出するほか、レポートの内容に沿ったテスト(単位認定試験)に合格することで、単位修得が認められます。普段のレポートの課題にしっかりと取り組めていれば対応可能な難易度となっています。

高校を退学、転校した場合、修得した単位はどうなるか?

以前の高校で修得した単位・在籍期間は、原則認められます。また、各種検定についても単位として認められる場合があります。

詳しくはこちらからお問い合わせください。

個別相談・学校見学のお申込み

通信制高校にはどんな人が通っているのか

通信制高校は学び方の自由度が高いため、さまざまな目的を持った生徒が通っています。通信制高校を選ぶ主な理由をみていきましょう。

高校卒業資格がほしい方

経済的事情などで高校を中退した方や、過去に高校教育を受けることができなかったりした方が、その後のキャリアアップを見据えて高校卒業資格の取得を目指し、通信制高校を選択されています。自分のペースで学べるメリットを活かし、アルバイトなどで働きながら取得を目指す方もいます。また、現在の高校では登校日数が足りずに留年の可能性が高いものの、同級生と同じタイミングで高校卒業を目指したいというケースもあります。

人間関係など心理的事情に悩まれた方

不登校を経験されて毎日学校へ登校することに不安があり、自分のペースで学びたいという方や、友人関係がうまくいかず、新しい環境でやり直したいという方も多く在籍しています。また、発達障がいなどがあって通常のペースでの学習が難しい方が通信制高校を選択されるケースもあります。

学業と専門分野の活動を両立させたい方

プログラミングやメイクといった専門分野の勉強をしたい方、あるいはプロスポーツや芸能活動を主軸にしながら高校卒業を目指したい方が、キャリアの専門性を極めるために、通信制高校を選択される方もいます。そこまで明確な仕事観まではお持ちでなくとも、自分の好きなことに時間を使いながら、高校生活を過ごしたいという方もいます。

通信制高校の第一学院高等学校では、在学中の生徒と卒業生へのインタビューを掲載しています。どのような方がいるのか、なぜ通信制高校を選択したのか、ぜひ参考にしてみてください。

在校生・卒業生の声

入試情報について

通信制高校に興味を持った方が次に気になるのは、「入試のハードルは高いのか?」という点です。全日制の受験と比べて不安がある方も多いかもしれませんが、実は通信制高校の入試は、書類選考と面接を中心とした選抜が一般的で、学力試験が課されることはほとんどありません。特に私立では学力に自信がなくても、志望理由やこれからの目標がしっかりしていれば、合格できる可能性は高いのです。

たとえば、第一学院高等学校では、入試において筆記試験は原則実施されず、面接と書類審査が中心です。重視されるのは、これまでの成績ではなく、これからどう頑張っていきたいかという「意欲」です。そのため、志望動機や学校生活への期待をきちんと伝えることが何より大切です。

面接対策をしっかり行えば、学力に自信がない方でも安心してチャレンジできます。志望校が決まったら、まずは入試の形式を確認し、自分の思いを整理しておきましょう。

第一学院高等学校の受験情報については以下をご確認ください。

入学までの流れ

通信制高校 第一学院高等学校について

第一学院高等学校は「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、「生徒第一」の想いを大切に、生徒一人ひとりの高校卒業から進学・就職等の希望進路実現を支援する通信制高校です。家だけでもない、ネットだけでもない。「行かなきゃ」ではなく「行ってもいいかも」と思える、そんな学校です。

通信制高校のニーズは年々高まっており、全日制高校にはない様々なプログラムを望む方、不登校や高校中退を経験された方、スポーツや芸能活動をしている方、お勤めの方などに適した学びのスタイルとして注目されています。

高校全体に占める通信制高校の割合は増加しており、基本は自学自習で通学を必要としませんが、毎日通学して全日制高校と同じように学校生活を送れる通信制高校もあります。

通信制高校「第一学院高等学校」では、全国に設置しているキャンパスに通って高校卒業を目指すコース、スポーツ・ペットなどの専門的な学習と高校卒業を両立するコース、自由な時間を確保しながらネット通信学習で高校卒業を目指すコースを展開しており、多様な状況にある生徒一人ひとりの高校卒業と希望進路の発見・実現を支援しています。

第一学院高等学校に関するよくある質問

通信制高校の全体像が掴めたところで、ここからはさらに具体的に、第一学院高等学校に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

前籍校で修得した単位や在籍期間はどのようになりますか?

前籍校で修得した単位・在籍期間は、原則認められます。また、各種検定についても単位が認められる場合があります。詳しくはお問い合わせください。

高校を2年で中退しました。入学するときは、また1年生からのスタートですか?

再度1年生からスタートする必要はありません。高校中退からの再入学や、今の高校からの転校の場合でも、原則、前籍校での修得単位・在籍期間を引き継いで入学することが可能です。詳しくはお問い合わせください。

他のよくある質問についてはこちらをご確認ください。

よくある質問
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