START-UP STUDENT PROJECTでの起業体験を生かして、ブランドを立ち上げました!

PROFILE

岡山キャンパス卒業生。
大学入学後にアパレルブランド「RADIANCE」を立ち上げ、大学生として勉強をしながら、ブランドの運営も行っている。

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夢を断たれて大人を信用できなくなっていた川端くんがたどり着いたのが第一学院。先生に温かく迎えられたことで入学をすぐに決めました。

中学まではレーサーを目指していました。自動車専門の高校に行きたいと父親に伝えたら、「ダメ」と言われてしまって、道を断たれたように感じて…。もういいやという投げやりな気持ちになってしまっていました。
姉が通っていた商業高校に入学したのですが、モヤモヤした気持ちは変わらなくて、結局行かなくなりました。通信制には漠然とあまりいいイメージがなかったのですが、母と一緒に高校を探していくなかで第一学院にたどり着き、行ってみようと直感で感じて、見学に足を運びました。
初めて第一学院へ行った時に、先生方がすごく温かく迎えてくれました。自分では覚えていないんですけど、「いつ、次行く?」と母に言ったみたいなんですよね。即決で第一学院に行くことを決めました。

それまで体験したことのない自由でアットホームな教室の雰囲気には驚きました。

通学してみると、全日制高校では感じたことのない教室の雰囲気でした。見た目についても何も言われないし、先生との距離もいい意味で近い。授業では生徒と先生という感じだけど、友だちみたいに話すこともあって、親に近い感覚でした。
最初の担任の先生は、母親みたいに接してくれました。入学した時は親とぜんぜん話さなくなっていたので、第一学院に来ると親がいるみたいな感覚でした。当時は、家よりも第一学院のほうが安心できる場になっていました。
学校生活では、学園祭でDJをやったのが印象的でした。趣味で、DJをそれまでやっていて、オンライン配信はしていたんですが、人前でやった経験がそれまでなかったんです。自分から人前に出ていくタイプではなかったので、みんなの前で目立つことをしたという意味でも、いちばん思い出に残っていますね。

起業を経験するプロジェクトに参加して講師から刺激をもらい、アパレルブランドを立ち上げました。

START-UP STUDENT PROJECT※では起業のプロセスを実体験を通して学ぶんですね。ロン毛の男性がいて「変わった人だな」と思っていたら、それが講師の村尾隆介さんでした。授業は音楽をかけながらでスライドは文字が少なく、写真がメインで今までと違った授業の雰囲気でした。
卒業前、村尾さんに「アパレルブランドをやるのが夢」と話したら、「じゃあやろう!最初の資金は僕が持つし、フルサポートするから」と言われて、びっくりしました。最初は冗談かと思っていましたが、そのことがキッカケで本気で考えるようになり、「RADIANCE」というブランドを立ち上げました。「RADIANCE」は”輝き”という意味です。輝きを意味する単語は他にもあるのですが、ありきたりにしたくなかったのでこのブランド名にしました。
プロジェクトでは、連絡方法や言葉遣い、名刺交換といったマナー的なことも教わったので、ビジネスを行う上で、とても役に立っています。ブランドを立ち上げたいとう夢も漠然としたものでしかなかったので、このプロジェクトに参加していなかったら、立ち上げることはなかったと思います。

※START-UP STUDENT PROJECTについて詳しくはこちらから
※RADIANCEの公式サイトはこちらから

お金持ちだからと漠然と憧れた社長業は、利益を世の中のために使う会社にしたいという風に考え方が進化しました。

今は大学に通いながら、ブランドの運営やみんなでダンスを楽しんでいたりと、多くの仲間が出来て大学生活を楽しんでいます。ブランドの商品は第一弾としてパーカーを作りました。これからTシャツをリリースします。売上金の利益は、さまざまな事情で才能を発揮する場がない子のために使いたいと思っています。
今後の目標としては、ブランドを大きくしていきたいです。もしアパレル以外にチャレンジすることになったとしても、利益を世の中のために使える会社にしたいと考えています。中学時代は、お金を稼いでいい生活がしたいから社長になりたかったんですが、村尾さんを見て考えが変わりました。村尾さんは、お金は稼ぐだけではなく、人のために働いているんだなと感じたので、自分もそういう風になりたいですね。

もう一度人を信じられるようにさせてくれたのが第一学院。今の自分のすべては、ここがスタートだったと思います。

これから多くの仕事がAIやコンピューターにとってかわられて、人間ならではのコミュニケーション能力が求められると言われてますよね。でも、iPhoneのSiriなど機械でもかなり会話が成立すると思うんです。だから、むしろ「優しさ」とか「思いやり」みたいな力、例えばボランティアやチャリティといったことがもっと必要になるんじゃないかなと自分は思っています。なのでそういった活動も今後取り組んでいきたいなと考えています。
自分は、第一学院に来ていなかったら大学には行っていないし、今あるすべてが違っていたと思います。人を信じたり、頼ったりできるようにさせてくれたのが第一学院でした。自分にとってはとても大きいですね。

みなさんへのメッセージ

感じ方は人それぞれ違うと思うんですね。第一学院がいいという人もいるし、合わないっていう人もいるだろうから。だからこそ、まずは実際に行ってみて、雰囲気や先生の感じを見てほしいです。インターネットで文字と写真だけで見る情報と、実際に声を聞いたり空気を感じたりするのはぜんぜん違うと思うし、僕もそうでした。オープンスクールや個別相談など、方法はどれでもいいので、実際に行ってみることを大切にしてください。
僕がここに最初に来た時は「大人はこうだから、どうせここに来たって同じだ」と不信感がいっぱいで、投げやりな気持ちでした。もしそういう気持ちがあるなら、一旦その気持ちを脇に置いて、自分の心をオープンにして来てみてください。

インタビュー日時:2019年5月