Mobile HighSchool(通信コース)卒業生
第一学院には、1年生の12月に入学しました。
僕は岩手県の全日制の高校に通っていたのですが、自分のやりたいことがたくさんあって、時間がほしかったんです。1年生の夏くらいから、やりたいことが出来ない焦りや授業に通う時間がもったいないという気持ちから体調を崩すくらい悩んでいました。また、若くて感受性が豊かなうちにいろいろ刺激を受けておきたくて、東京に行きたいとも考えていました。人も多いですし、イベントもいろいろあって、たくさん刺激になることがあると思うので、勉強になると思いました。
そんな中で、通信制という学び方があると知って、いろいろ調べていくうちに、タブレット1台で単位が取れる、授業が受けられるというのはすごく魅力的だと思いました。第一学院は、パンフレットの写真を見て面白そうと思ったので、最初はキャンパスに話を聞きに行って話をし、学校に通うより自由な場所で勉強するほうが、やりたいことにたくさん時間を使えると感じ、Mobile HighSchool(通信コース)を選びました。入学してから、数か月後に東京での一人暮らしを始めました。
今年度、文化系DAIICHICUP※に、総合MCの一人として、携わらせていただきました。文化系DAIICHICUPは、全国にあるキャンパスの仲間たちとインターネットでコミュニケーションを取りながら、5つの種目で全国1位を目指します。僕は事務局から総合MCとしてインターネットで参加し、仲間や先生とつながりながら進行をしていきました。
正直、前へ出るようなタイプではないのですが、面白そうだし、文化祭みたいなものが好きだったので、挑戦してみたくて思い切って立候補しました。オーディション動画を撮るのもすごく緊張して、13本くらい撮り直しました(笑)でも、それを送ったら選んでいただいて、総合MCに挑戦することになりました。
今回第一学院の先生方がすごく支えてくださって、アドバイスもたくさん頂きました。メッセージを頻繁に送ってくださって、リハーサルまではメッセージのやりとりのみで、会ったことがなかったのですが、ちゃんと関わりがあるんだと感じることが出来ていました。また、イベントの裏方みたいなものも面白いと感じました。他の第一学院のキャンパスの子たちや事務局の方々と関わって作り上げていく中で、いろいろな人と協力して何かイベントを作って、作ったイベントに来てくれた人や見てくれる人が面白いと思ってもらえたら、それはきっといいことなのではないかなと思いました。
※文化系DAIICHICUPについて詳しくはこちらから
学校のレポートは出されたときに、1日3時間くらいやって、1、2ヶ月くらいで終わらせています。
学校のレポート以外の時間は、本をよく読んでいます。インターネットの登場によって社会の仕組み、流れはどんどん速くなっていて、それに対処していくための、知識が必要だと考えて、教養を付けるために勉強しています。知っていることと知らないことの差は情報社会においてもすごく大きいことだと感じています。また、僕にとって本は、著者一人ひとりが先生みたいな感じで、生き方の本とか、その人の成り立ちや考え方を書いた本を読んでいます。YouTubeでも最近教育系のチャンネルが伸びてきていて、いろいろなトピックが取り上げられていて、政治とか、文化としての神話や宗教とかその他にもテレビでは見られない内容が面白いです。
あとは、アルバイトをやっていたり、最近はギターを始めました。残りの高校生活は青春18切符を使って、旅をしてみたいです。まずは京都に行って、旅の様子を生配信など出来たら面白いのではないかとも思っています。
第一学院に入学して感じるのは、自己管理能力がとても身についたことです。僕は、自分のやりたいことのために転入したので、自分の熱意がどれほどでどれほど好きか、やりたいかということが見えた気がします。時間があるのにやらなければ、結局出来ないままなので。そういった意味でも良い時間の使い方が出来ているのではないかと思います。
今は、将来やってみたいことがたくさんあって、イベントの裏方も興味あるし、声優にも興味があり、近々オーディションを受ける予定です。文化系DAIICHICUPのオーディションを受けたくらいの気持ちで、取りあえずやってみようと。足りないところがいっぱいあるけれど、やってみないと分からないと思っています。考えていても現状は変わらないというのが、東京に来て思うところです。東京に来てレポートやったりアルバイトをして、残りの時間で本を読んだり、YouTubeを見て寝る生活をずっと続けていたんですが、やってること変わらないじゃんと。せっかくいろいろできる環境に来たのになぜお前はやらないんだと自分に言い聞かせています。正直、やったことがないことはやはり怖いです。それでも怖いままとりあえずやることが大事なのかなと、いろいろ行動してだんだん分かるようになってきました。
でも、今一番やりたいことは、演技とか音楽のほうなのかなと思っています。本気でやろうと思ってやったことは、たぶんどこに行っても力になると思うので、取りあえず自分の一番やりたいことをやって、本当に全力を出してダメだったら次に行こうかなと思っています。
終身雇用の時代ではなくなってきていますし、人生100年時代と言われているから、22で就職して、60まで仕事をする、100歳まで生きるとしたらこの40年新しくできるんですよね。なのでこの40年をどう使うかということも考えると、22から60までの、今までにとらわれない仕事の仕方があっても全然いいと思っています。
インタビュー日時:2019年12月
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