卒業生
僕は、高校2年生の4月から転入しました。第一学院のことは、親がパンフレットを見せてくれて知りました。
僕は中学1年生の頃から学校にあまり通わなくなっていて、塾や独学で勉強することも多かったのですが、第一学院は小・中学校の復習からやり直せて、自分に合ったレベルでスタートできるということに惹かれました。授業のシステムについての内容をイメージで伝えてくれるパンフレットもわかりやすかったし、学校で個別相談に参加した時の印象で直感的にここがいいな!と思いました。
今は週3回通学しています。朝早く起きられないので、自分のペースでゆっくり登校できることや、3時間目の後に昼休みがあるところなど、あまり慌ただしくないのがいいですね。
転入してから友達はすぐにできました。僕はテーブルトーク・ロールプレイングゲームが好きなのですが、同じくゲーム好きの同級生や、後輩ともいつの間にか仲良くなりました。テーブルトーク・ロールプレイングゲームは、本来はアナログのテーブルゲームですが、専用のアプリもあって通信で遊ぶこともできるんです。家が少し遠いので週末に会って遊ぶことは難しいですが、ゲームの通信アプリで通話しながら遊んだりしています。僕がゲームマスターなんですが、ゲームのシナリオも自分で書いていて、暇さえあれば携帯のメモ帳にシナリオを書いているんです。
以前の学校は放課後に遊ぶところがなかったので、学校帰りに駅のフードコートでしゃべったり、ゲームをするのも楽しいです。
授業のなかでは「START-UP STUDENT PROJECT※」が好きで、金曜日はそのために学校に行っていたというくらい楽しいです。
自分たちが自主的に話し合ってひとつのプロジェクトを進める授業で、僕たちはオリジナルのストールを作りました。
染め物体験をしたり、プロモーションの写真を撮影したりと、いろいろな経験ができて楽しかったです。染め物体験の時には、自分でデザインしたストールも作りました。製品化はされなかったのですが大事に持っています。
START-UP STUDENT PROJECTは先生があまり干渉してこないので、自分たちで意見を出し合って話をまとめたりする難しさもあります。普段は自分から発言するタイプではないのですが、誰も発言しなくて沈黙が続いてしまうような時には、自分が最初の司会を名乗り出たりすることもありました。少人数のグループであれば自分から発言しやすいので、普段話す友達以外の同級生とコミュニケーションができるいい機会になっています。
※START-UP STUDENT PROJECTについて詳しくはこちらから
学びの成果を発表する成長実感発表会(学習成果発表会)があったのですが、僕は「心地の良い学校作りプロジェクト」をテーマに発表をしました。僕が考えたプロジェクトは「売店・自販機の設置」です。「売店をみんなでやったら楽しいだろうなぁ」と思って、このプロジェクトを考えました。資料を作るときに、START-UP STUDENT PROJECTで学んだポップやスライドの作り方を参考にしました。スライドの中身を分かりやすく、情報を詰めすぎないことや少し笑える画像を入れることを心掛けて資料を作ったところ、想像以上にみんなに笑ってもらえて嬉しかったです。
面白い発表を心掛けたことで、思っていたよりも楽しく発表ができました。発表後に考えていなかった質問がきて、学ぶ部分と反省する部分がありました。
こんなに楽しく人前で発表ができたことが、僕の成長したところだと思います。
担任の先生はとても気さくで話しやすく、授業内容のわからないところなど、なんでも気軽に相談できます。普通の学校だと授業の時にしか先生と接することがないし、ちょっと話したいことがあっても職員室のドアを開けて入らないといけない緊張感があると思うんですが、第一学院は職員室がオープンでハードルがなく、先生たちの存在が身近にある感じです。
将来はイラストレーターなどイラスト関係の仕事をしたくて、高校を卒業したら美術系の大学に進みたいと思っています。今はいろいろな大学のオープンキャンパスなどに参加していて、東京にも見に行く予定です。元々 “つくる側”に立った仕事をしたくて、それもあってSTART-UP STUDENT PROJECTの授業に興味をもちました。START-UP STUDENT PROJECTでのモノづくりや企画などの実践的な経験も、社会に出てから自分の仕事に役立ってくれるのではないかなと思います。
インタビュー日時:2020年2月
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