成長実感発表会

2020年度後期「成長実感発表会」

第一学院高等学校では、自分が興味を持った事柄をテーマに設定して学びを深め、プレゼンテーションや資料の展示などで、年に2回、学びの成果を発表しています。
2020年度後期の成長実感発表会は2021年2月から3月にかけて実施されました。
長引く新型コロナウイルス感染症の流行下、ICT推進先進校として共に試行錯誤しながら取り組んだ「オフラインとオンラインの両特性を生かした学び」の一年の集大成を発表する場となりました。

発表の様子

生徒の声

辻 すみかさん 発表テーマ「フードロスと食育」

前回から引き続き「子供食堂」にまつわるテーマを選びました。前回の成長実感発表会で挑戦したい取り組みがあったのですが、壁にぶつかり不完全燃焼に終わってしまった部分があったからです。 今回の活動では計画を立てることがいかに重要かを改めて学びました。小学生へのオンライン授業を上手くできるか心配でしたが、計画性と入念な準備のおかげで時間配分もばっちり!子供たちの反応も良く、本当に嬉しかったですね。今回4人のチームで取り組む中、一人に負担が偏ってしまったり、スケジュール調整が難航する場面もありました。そんな時もしっかりコミュニケーションを取りながら「ごめんね」「無理しないで」などと声を掛け合って進められた点もよかったです。 成長実感発表会を通して外部の方との関わりをたくさん持つことができ、社交性が身に付きました。これまで人と話すことに苦手意識がありましたが、普段の会話もスムーズにできるようになり、コミュニケーション面での成長を実感しています。 私は2年生で第一学院に転校してきましたが、今とても充実しています。入学前は「友人関係は大丈夫かな、楽しく過ごせるかな…」と色々心配でした。でもあの頃の自分に「全然心配いらないよ。楽しいよ!」と伝えてあげたいです。 辻さんが発表した横浜キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

楢本 昇吾さん 発表テーマ「GrowUpLife2年間の過程について」

自分が転校してきてから卒業するまでの2年間をパワーポイントにまとめました。自分のことだからこそどう表現するかとても悩み、仲のいい友達やフェロー(先生)に、自分がどう見えているかを聞いたりしながら進めていきました。周りの人からの視点を参考にするのが大変でしたが、気づきも多かったです。今回の発表は自分の中で集大成と位置付けていたので、自己分析に取り組みました。 中学生の時は、人前で話そうとすると緊張してしまい、間があいてしまったり、うまく発表できませんでした。第一学院で成長実感発表会や学習成果発表会をこなすうち、パワーポイントの作成技術も上がり、トーク力やコミュニケーション能力、プレゼン能力、自分の思いを伝える力などが伸びました。最初はできなかったことも反省と分析を重ねて、次回につなげていこうというプラス思考を身につけることができました。こういった経験を重ねれば重ねるほど自己成長につながるので、自分の改善点を見つけたり、回数を重ねる経験がいかに大切かを実感しました。 この春から通う大学では、文系と理系が融合したリベラルアーツを学びます。いろんな人が集まり、自分では考えつかないようなことを他の人から学んだりすると思います。進学後も第一学院で得た経験やコミュニケーション能力を活かして円滑にやっていきたいと思っています。 楢本さんが発表した四ツ谷キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

左から 香下さん・染谷さん・石川さん

香下さん・染谷さん・石川さん 発表テーマ「化粧品【WITHコロナにおける美容に関する関心の変化など】」

香下 美樹さん 成長実感発表会では、資料を見ないで発表したいと考えていましたが、緊張をしてしまい難しかったです。資料を探し、探したデータを発表用にレイアウトしたり、色枠を付けて文字に合った形にすることで見やすい資料を作ることを頑張りました。準備に関しては、オンラインでつながって話し合うことが多かったです。 今回の成長実感発表会以外にも、文化祭では、パラパラ漫画の動画を企画して制作しました。アイディアを出したりして形となっていくことがとても楽しかったです。第一学院でこのような経験を重ねているうちに、自分の意見を言いやすくなりました。将来は資格系の仕事がしたいと考えていて、理学療法士を目指して大学受験に向けて頑張っています。 染谷 千奈美さん 成長実感発表会では、リラックスしてやることを意識していましたが、一番最初だったこともあり、緊張してしまいました。発表に先立ち、私たちのテーマ「化粧品」について、柏キャンパスのテーマである「WITHコロナ」と絡めて調べました。日本の資料は沢山あったのですが、世界では“化粧品業界について打撃が来た”などの資料が見つからなくて、凄く探し回ったことが大変でした。 将来の職業については今考えているところですが、高校卒業後はアニメーターの専門学校への入学を目指していて、絵を描いたりなどして頑張っています。 また、第一学院に入学した頃はあまり勉強に意欲的ではなかったのですが、去年の夏くらいに勉強を頑張ろうと感じ、今は英語が上手くなりたいなと考えています。英語は世界共通の言語なので、英語を話せた方が将来海外旅行でアメリカやイギリスに行く時などにも困らないからです。 石川 翔梨さん 成長実感発表会では、途中からチームへ加わったこともあり、文章を作ったり、どのような発表をしたいのかを考えていくことが大変でしたが、やり切ることが出来ました。 将来はキャラクターのデザインなどをしたくて、現在、学校を探しています。 中学校3年生の時に1年間学校に行けてなかったのですが、第一学院のオープンキャンパスで、少し問題を抱えていても周りが気にしていない感じが楽だと感じました。この2年間、学校に行けていて、こうやって発表会に参加出来ているところが第一学院に入学して成長したところだと感じています。 香下さん・染谷さん・石川さんが発表した柏キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

左から 本山さん・田中さん

本山さん・田中さん 発表テーマ「テレビについて」

本山 巡星さん 成長実感発表会では、自分たちの発表したいことは伝えることができました。早口になってしまったことなど反省点もあるので、次回につなげていきたいです。キャンパスの統一テーマである「WITHコロナ」を絡めて何を発表したいのか考えたときに、田中くんと偶然テーマが被ったので、普段から仲が良かったですが、チームを組むことになりました。資料選びをするときに、思ったような資料が見つからなかったりして考えながら発表資料を作っていくのが大変でした。 今は1年生で、スーパーでアルバイトを週4日していたり、お笑いが好きなので漫才やコントを書いたりしています。いつか披露できるように、相方を見つけていきたいです。
僕は体調を崩して、第一学院高校へ転校しました。転校したとき、後ろめたさや親に対する申し訳なさを感じていましたが、フェロー(先生)との面談を通して気持ちが楽になり、学校に行きやすくなりました。
田中 大晴さん 資料作成もチームで協力して行うことができました。資料自体は早く作ることができましたが、色々変えていこうと微調整をした時に、フェロー(先生)に相談をして、中身を深めました。本番独特の雰囲気で噛んでしまったりしたことが今回の反省点です。 今は新しく入る新入生のステップアッププログラム(入学前の登校プログラム)やピアサポート活動(新入生のサポート)に力を入れています。
僕は中学校を卒業した後に、第一学院へ入学しました。最初は緊急事態宣言もあり、なかなか友だちも出来ない状況だったのですが、6月・7月とだんだん会えるようになってきて、友だちとも良い関係になってきました。今年1年、いろんなことに参加して、前に出してもらいました。4月に入ると、新しい後輩など入ってくるので、周りの同級生だったり、後輩にもっと頼られる人になっていけたらと感じています。
本山さん・田中さんが発表した柏キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

大島 ユリさん 発表テーマ「山村留学について」

久しぶりに舞台に立ってプレゼンをしたので、とても緊張しました。パワーポイントは頑張って作成しましたが、それ以降の発表練習が足りず、パワーポイントに自分の話し方が見合ってなかったように感じました。次回は発表練習を増やして、さらによい発表にしたいです。 前回9月の発表会では掲示での参加でした。今回は自分が経験した山村留学という活動をみんなに知ってもらいたいと思い、発表会の参加を決めました。そもそも認知度が低い活動なので、自分がどういった生活をしていたのかを知ってもらえるようにプレゼンを作成しました。 中学の時からパワーポイントを使っており、今回準備をしている段階で、パワーポイントの作り方について周りから質問を受けました。作成工程についてうまく説明できたことは、周りから自分の得意なことが認められたようで自信になりました。 将来は芸能界に興味があり、芸能人のマネージャーになることが夢です。今回の成長実感発表会を通して身につけた、「話したいことをまとめて人に話す」「伝えたい内容を順序だてて話す」を活かして、芸能界で表に出ている人をサポートできる人になりたいと思います。 大島さんが発表した四ツ谷キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

大野 唯花さん 発表テーマ 「こむすびキッチン」

成長実感発表会は、グループで発表している人が多い中、思い切って一人で発表をしてみました。このことが大きな挑戦でした。工夫もできたし、やってみて本当に良かったと思っています。
私はボランティア活動をしていて、「こむすびキッチン」という子ども食堂のスタッフとして活動しています。今回はその内容を発表しました。 「こむすびキッチン」では、ブログ投稿も頑張っています。
中学生の時学校にいけない時期があって、学校で人と関わることが怖かったのですが、入学してGlobal E-Workshopなどさまざまな体験をさせてもらって、「ここならできるかも」と思うことができ、1年間ですごく成長できたかなと思います。これからも今頑張っていることを続け、すこしずつ積み上げていきたいと感じています。 大野さんが発表した柏キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら

新山 楓雅さん 発表テーマ「フードロスと栄養」

2年生で第一学院に転校して以来、PBL(Project Based Learning/課題解決型学習)に触れ、テーマを変えながら継続して学び続けてきました。卒業を控え、今回4度目の成長実感発表会を終えて「やり遂げたぞ!」という達成感に満たされています。でもどこかで「まだもっとやりたいなあ…」という気持ちもあるから不思議ですね。 成長実感発表会の準備は営業のお仕事に近いかもしれません。学校の外に出て、自分がしたい活動を伝え、協力してもらう。企業にアポイントの電話をすることもあります。人と話すのがあまり得意じゃないのに、大人に、まして電話で…。最初はハードルが高すぎて、かけるまで30分ぐらい震えていました。思えばそれも全てがいい経験で、今では訪問先で積極的に質問したり、こうして取材を受けるまでになりました。そしてマイクを持って発表することもできるようになったんです。自分でもすごい成長だなとつくづく感じます。 オープンスクールでキャンパスの雰囲気や先輩の印象がとても良く、すぐに入学を決めた第一学院。ここでは通常の授業にはない経験がたくさんできました。成長実感発表会もそのひとつ。春には専門学校へ進学しますが、卒業しても後輩のサポートなどで関わっていきたいです。 新山さんが発表した横浜キャンパスの成長実感発表会の様子はこちら