レポート
【レポート】ゲーム配信者のみしぇるさんから学ぶ！ゲーム業界を取り巻く様々な仕事と、相手に「伝える」、「伝わる」表現方法とは？
各業界で活躍しているプロフェッショナルから学ぶ「チャレンジレッスン」（詳しくは★こちら★）。全国のキャンパスからたくさんの生徒たちが参加し、双方向でのオンラインにて実施しています！
2023年度第1回目のチャレンジレッスンを4月に実施しました。
講師は、ゲーム配信・日本工学院専門学校非常勤講師として活躍されている、みしぇる先生です！
前半では、みしぇる先生の簡単なご経歴などから始まり、ゲーム業界に関連する様々な職種について学びました。後半は、みしぇる先生が出したイラストを見て、その状況を実況してみるというワークを実施！
ゲーム配信者として活躍されているみしぇる先生から、実況の方法をリアルタイムに学べたことは、貴重な経験になったのではないでしょうか？
生徒のみなさんからいただいた質問の多さに、みしぇる先生は大変驚いていました！
みしぇるさん、本当にありがとうございました！
★みしぇるさんへインタビュー★
授業後、みしぇる先生にインタビューを実施しました。
高校生年代のみなさんへ向けた熱いメッセージもいただいています！ぜひご覧ください。
―チャレンジレッスンの授業はいかがでしたか？
生徒さんたちはすごくレスポンスが早くて、文章量も多いことにレベルの高さを感じました！僕が「箇条書きで回答を5個出してください」とお題指定したときも、大半の生徒さんはそれ以上の回答を送ってくれましたし、レベルの高い内容が多く、力のある人が多かったですね。
―現在のお仕事を選んだきっかけを教えてください
初めはまったく別分野の企業に就職し、サラリーマンをしていました。オンラインゲームは趣味でやっていて、ゲームを職業にするなんてまったく考えていなかったし、むしろ2019年に出場した「PUBG」アジア⼤会を最後にいったんゲームをやめようと考えていました。たまたま大会実況を視聴していた今の社長から、「一緒にゲームを活かした仕事をしてみませんか？」と声をかけてもらったのが転機。こんな出会いもあるんだ！とびっくりして、自分にとっていいタイミングだと思い、右も左も分からないままゲームビジネス業界に転職しました。
―現在の仕事のやりがいを教えてください。また、大変なことはありますか？
eスポーツは発展途上の世界なので、がんばり甲斐があり毎日が挑戦です。逆に大変なのは、ゲーム実況者としてのみしぇるの知名度を上げることですね。本名で働いているゲームイベント制作とは違い、ゲーム実況はがんばっても数字が伸びる世界ではありません。時には、アンチと呼ばれるような人から「みしぇるは全然伸びてない」と言われることもあります。でも、「俺は絶対に喋れる」という自信があるので、見返してやるぞ！の精神を持って、気持ちを落ち込ませないようにしていますね。
―ご自身のモットーを教えてください
「損して得取れ」と「目の前のお金やメリットに飛び込まない」。この2つは意識しています。ゲーム実況者は夢のある職業ですが、一方でサラリーマンのように一生続くものではありません。どこかの企業から「うちと大型契約しませんか？」みたいなおいしい話が来ても、いまの仕事を辞めて飛びつくようなギャンブルはしないと決めています。細く長くじゃないですけど、しっかりと自分らしさを貫いていきたいです。
―みしぇるさんはどのような高校生活を送っていましたか？
僕は無遅刻・無欠席・無早退登校で、部活の野球でもすぐにレギュラーになり、挫折を知らずに18歳まで生きてきました。でも、大学受験で失敗してしまって。翌年浪人して血反吐を吐くほど勉強したのに、またすべての大学に落ちてしまったんです。その時に初めて挫折を知り、能力は人それぞれだということをやっと知りました。何かができないからと言って他人を見下してはいけないし、人の痛みや悩みを理解したきっかけでしたね。
―現在進路に悩んでいる高校生や第一学院生にメッセージをお願いします
第一学院の生徒のみなさんの中には、すでに挫折を経験している子もいるんじゃないかと思います。すでにその経験があれば、人の痛みが分かるはずだし、他人の気持ちをくみ取ることができるはずです。それは今後の武器になるし、将来は懐の大きな大人になれるんじゃないかな。
10代のうちは、自分の「好き」が将来の仕事につながるかどうか、模索してみてください。僕は29歳でサラリーマンを辞めて今の仕事に巡り合い、第一学院の皆さんとお会いするまで幅を広げることができました。若さは武器です。これからさまざまな機会に巡り合うはずだから、悲観的にならず、前向きに挑戦してほしいです。
★これまでのチャレンジレッスン★
