生徒に信頼されるインストラクターが理想の姿。第一学院ではダンスを続けることができ、視野も心も広がりました。

PROFILE

ダンスインストラクター・フィットネスインストラクター

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中学校では不登校を経験した永合さん、友達や先生に囲まれて過ごした第一学院での時間を「人生の休憩時間」と振り返ってくれました。

第一学院には、高校1年生から3年間通いました。実は、中学校1年生まではきちんと学校に行けていたのですが、中2から朝起きられなくなってしまって、理由はわからないのですが、学校に行けなくなってしまいました。成績も良くて、学校は嫌いではありませんでしたが、なんとなく疎外感があって居場所がない感じ。そんな状態で、学校に行けない自分をダメ人間だと思っていました。

第一学院には自分とは違うタイプの子がたくさんいて、視野も心も広がりました。

ダンスは中学2年生の頃から始めて、学校に行けなくなってからもダンスだけは楽しくて、レッスンには欠かさず通っていました。
スタジオで一緒だった子に教えてもらった第一学院に来てみると、自分とは違うタイプの子がたくさんいました。今振り返ってみると、その子たちを関わることで視野が広がったし、心も広がったと思います。
友達とはいろいろな理由をつけてパーティーをしたことを覚えています。私の誕生日会をサプライズでやってもらったときは、びっくり。とても嬉しかったです。先生たちは楽しい先生ばかりで、よく話を聞いてくださいました。
第一学院に来たことでダンスを続けることができて、勉強もできました。私にとっての第一学院での時間を表現すると「人生の休憩時間」。中学生の頃の私は、頑張りすぎていて、疲れていたんだと思います。

徐々に芽生えた「ダンスを教えたい」という気持ち

第一学院卒業後はファッションの専門学校に進学しました。ただ、2年間で卒業して、将来ファッションデザイナーを目指すのは何か違う、という思いがありました。専門学校在籍中もダンスチームで踊っていて、その関係でダンススクールで事務的な仕事をしていたのですが、徐々に「教えたい」という気持ちも芽生えていました。そんな中でインストラクターになるチャンスが到来、ダンスを教えることになりました。
始めの頃は、まだ自信がなくて不安になったりもしたけれど、子ども達に「先生!」と呼ばれた時に凄く嬉しくて、「この子達の先生にならなくちゃ!」と改めて思ったのを覚えています。その後、残念ながらそのスクールは廃業してしまいましたが、生徒にダンスを続けてもらいたくて、今は自分で教室を借りてヒップホップを中心に子供たちにダンスを教えています。生徒に信頼されるインストラクターが理想像です。

後輩とダンスを踊る経験も。人の役に立つことのうれしさを感じています。

最近では第一学院の後輩たちへ「夢授業」※で、私の経験をお話しする機会があり、授業では実際にみんなでダンスもしました。思っていた通りに受講者は動かないものなので、事前の準備が大切。どんな後輩が来るか、いろいろな状況を想定して準備をしました。
当日の授業にはたくさん参加してもらってびっくり。みんなワイワイと楽しく踊ってくれて、講師の私に近づこうとしてくれました。
第一学院に通っていた頃は、先生方に色々迷惑もかけましたが、そんな自分でも人の役に立てると思いました。社会に出て仕事をしてお金をもらうようになって、人の役に立つことのうれしさを知りました。

※夢授業:地域とつながりのある方を第一学院にお招きし、様々な仕事の話をお聞きし、仕事での苦労ややりがいを学ぶ取り組み。

みなさんへのメッセージ

高校生の間に自分が楽しいと思えることをいろいろ経験して見つけて欲しいです。その楽しいことが、社会に出てからつらい時に、逃げ道になります。第一学院は自分の行動を自分で選べる、自分で判断して行動できる学校なので、いろいろな経験ができると思います。