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夢はツール・ド・フランスでの総合優勝。今しかできない挑戦を第一学院に支えてもらっています。
自転車競技(ロード)選手
篠原 輝利さん
自転車競技でフランスで勝負したかった篠原くん。競技生活と高校卒業の両立ができる第一学院への進学を選びました。

僕は友だちとお喋りするのが楽しみで、学校が大好きだったんです。なので、全日制の学校に進学したい気持ちもありました。でも、自転車競技のステップアップのためにフランスに行きたい気持ちもあって。ギリギリまで悩みました。結局はフランス行きへの気持ちが勝って、両立できる通信制の第一学院に行こうと心を決め、高1の時に入学しました。第一学院に入学した当初は不安だったんですが、本校スクーリングでも仲良く話せる友人を見つけられて、僕には合っていると感じました。今はフランスでの生活がメインなので、タブレット端末を利用して、レポートを進めていますよ。
僕にとっての第一学院は、とても身近な存在です。勉強以外でも分からないことがあれば気軽に相談しています。レースで優勝した時も、先生に真っ先に報告しました。いつも、みんな親しく接してくれるので、居心地がいいです。
来年は、フランスの語学学校と第一学院の両方で勉強する予定で、今から楽しみですね。
運命的に出会ったロードバイクを前に、「プロになるからやりたい」と思わず口にしていました。
もともと運動が大嫌いで、自転車に乗れるようになったのも小4でした。小6の時に、自転車屋さんの倉庫に眠っていた子ども用ロードバイクを「本気でやるなら買ってあげる」と父に言われて、とっさに「僕、プロになるからこれやりたい」と口にしていました。
自転車に乗っていて楽しい瞬間は数えきれないほどたくさんあります。先日も自宅から山梨県の山中湖まで220kmを走ってきて、楽しかったですね。もちろん、一番嬉しいのは優勝した時ですけど。ひとりで練習する時はきつくて辛いですが、それもやり切ってしまえば達成感があり楽しいです。ロードレースは競技人生が長いので、16歳の今、楽しく乗ることを一番大切にしています。
大好きな家族みんなが支えになってくれるから、慣れない海外でも頑張れる。いつか、父と母をフランスに連れて行ってあげたいですね。
レースでは負けることももちろんありますが、家族は一喜一憂せずに見守ってくれています。それは、僕がフランスに行ってからも全く変わりません。そんな家族みんなのことが好きです。両親には結果で恩返ししたいのですが、父は「見返りは求めていないから」、母は「ケガだけはしないように。今の精一杯を出してくれたらいいよ」としか言いません。僕は面と向かって「ありがとう」と言えるタイプではないので、いつか結果で返せたらと思っています。僕のお金で、父と母をフランスに連れて行ってあげたいという夢もあります。
夢は自転車の世界最高峰レース「ツール・ド・フランス」総合優勝。大きな目標に向けて頑張ります。

最終目標はツール・ド・フランスでの総合優勝です。21日間で約3700kmを駆ける過酷なレースは、オリンピック、ワールドカップと並ぶ世界三大競技のひとつなんですよ。総合優勝した人だけが着られる“マイヨジョーヌ(黄色のリーダージャージ)”姿で、最終ゴールのパリの凱旋門を駆け抜けたいですね。道のりは長く、簡単なことではありませんが、今しかできないことに最大限向き合いたいと思います。
インタビュー日時:2019年7月