外に出るのが怖かった不登校時代を経て、第一学院ではさまざまな活動にチャレンジ。まわりの人はもちろん、自分自身も成長と変化に驚いています

PROFILE

新潟キャンパス在学中<取材時>
2022年 第6回全国高校生花いけバトル上信越大会2022 優勝

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全日制高校でのプレッシャーから不登校を経験した川沼さん。課外活動のある学校で経験を積みたいと思い、第一学院へ転入しました

最初の高校で不登校になったのは1年生の9月頃です。1学期は毎日通学していましたが、ある時期にテストが重なったことから体調を悪くしてしまって。一日だけ休んだのをきっかけに少しずつ取り残されてしまい、調子を立て直そうとしても「学校に行かなきゃ」っていうプレッシャーがどんどんのしかかってきて、そのまま2カ月くらいお休みしていました。第一学院を知ったのはちょうどその頃、通信制高校への転入を決めた時期でした。身心が弱っていたのもあり、できるだけスクーリングが少ない学校を探していました。でも、残りの高校生活でイベントや行事がまったくないのもちょっと寂しくて……。調べてみたら第一学院は行事やサークルも充実していて、ここなら勉強以外の経験を積めるかも!と思って入学を決めました。

外に出たくなかったのが、気づけば週5日キャンパスに登校するほどに。友だちとの交流で毎日を楽しく過ごしています

正直、最初は第一学院ですぐに友だちができるとは期待してなかったんですよ(笑)。でも実際に入学してみたらぜんぜんそんなことなくて、レクリエーションや課外活動を通して、学年の壁を越えた友だちがいっぱいできました。いい意味でのギャップがありましたね。友だちとは一緒にご飯を食べたりして楽しんでいますし、先生とも会話が多くて、相談ごとや趣味の話で盛り上がっています。
第一学院で特に力を入れているのは、ピアサポーター活動※です。オープンスクールの運営やサポートをするんですけど、先生から指示されて動くのではなく、生徒が運営できる体制に私たちで方向転換しました。第一学院は生徒のチャレンジ精神を応援してくれる環境なので、自分から積極的に動けるんですよ。毎日がすごく楽しくて、今は週5日キャンパスに通っています。入学前はできるだけ外に出たくなかったのに、なんだか信じられません(笑)。

※オープンスクールなどで後輩や参加者を支援する在校生サポーター

ゼロから始めた花いけバトルで、まさかの地区大会優勝。ラジオ番組にも出演しました!

ある日、同じキャンパスで仲良しの星 亜美璃さんと一緒にいたところを先生につかまえられて、「花いけバトル※やってみない?」と誘われたんです。私も星さんも生け花や華道の経験はなかったけど、せっかく先生に声をかけてもらったならやってみよう!と決心してゼロから花いけを始めました。とは言っても常にお花が手に入るわけでもなく、めいっぱい練習できる環境ではありませんでした。そんな状態で2022年8月の「第6回全国高校生花いけバトル上信越大会2022」に出場。当日は緊張でガチガチだし、私たちは初心者で勝てると思ってなかったので、まさかの優勝にびっくり! 新聞のインタビューを受けたりラジオ番組にも出させてもらったりして、ここまで有名になるとは思いませんでした。

※流派や部活動などの枠を超え、高校生なら誰でも参加できる花いけの大会

「新潟日報」(2022年9月7日付)に、新潟キャンパスの星 亜美璃さんと川沼 純子さんペアが「第6回全国高校生花いけバトル上信越大会2022」で初優勝した記事が掲載されました

(写真は2022年11月に新潟市で行われた新潟フラワーデコレーションでのデモンストレーション。左から星 亜美璃さん、川沼 純子さん)

チャレンジし続けることが成長につながった第一学院で、将来の目標を見つけました

第一学院に入学してからすごく大きく成長していて、まわりの人もびっくりしているみたい。両親や先生から「前よりもチャレンジするようになったね」「活発になったね」と言われたのがうれしかったですね。私自身も、前に比べて行動力がついたのを実感しています。
高校卒業後は県外に進学して、絵の勉強をしたい。専門学校が大学かはまだ決めていませんが、地元を出て自立するのが目標です。第一学院に入らなかったら考えもしなかった道なので、今から受験勉強に取り組んでいます。

みなさんへのメッセージ

全日制高校に行けなくなったときは、チャレンジなんてせずラクな方向に進んでしまおうと考えていました。でも、「どうなってもいい、まずはやってみよう!」と思い直し、第一学院に入学したのが大きな転機になりました。いろいろな経験をして、内面から成長できたと思います。みなさんも悩むことがあると思いますが、ちょっとだけ勇気を出してがんばってみてください。第一学院で待っています!

インタビュー日時:2022年11月