将来は国際社会で活躍したい!選手としてだけではなく、海外で活躍したい若手の自転車競技選手へ活動の機会を提供したいです。

PROFILE

鹿児島キャンパス卒業生
プロサイクリングチーム「Avenir Cycling Yamanashi」所属
2022年度より、日本自転車競技連盟男子U23強化指定選手
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2019 JOC ジュニアオリンピックカップ/2019全国ユース選抜マウンテンバイク大会 1位
2019 全日本選手権MTB U17 3位
2020 Hérouville St-Clair(フランス、3/J) 2位
2020 Mondeville (フランス、3/J) 3位
2021 JBCF 広島さくら ロードレース 3位
2021 Grand Prix de la Ville de Saint Flour 2位
2021 第1回 JBCF かすみがうらタイムトライアル 2位

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自転車競技と両立できる第一学院へ転入!高校生活では同年代の友だちが出来て学校生活を満喫しました。

小学2年生のときに自転車を始めました。大会に出るようになったのは、小学6年生から中学1年生にかけてですね。最初は正直あまり乗り気じゃなかったのですが、やっていくうちに友達も増えましたし、だんだんとのめり込むようになっていきました。第一学院に入学したのは、高校2年生の時です。地元で自転車競技に強い高校があったので、その高校に進学したのですが、海外の大会や競技に重きをおきたいと思ったので、時間を自由に使える第一学院高等学校の学習の進め方が自分に合っていると思ったので入学を決めました。高校生活では、今までなかなか同年代の友だちと話す機会がなかったので、友だちができて嬉しかったです。学校生活の中でお昼休みなどみんなで話したり、お昼を食べたりしたことが一番の思い出です!スクーリングのときには趣味が似ているとか、同年代で価値観の合う人などと友だちになることができました。後日一緒にご飯を食べに行くこともできたので楽しかったです。

海外へ行く間は競技に集中し、日本にいる間に英検にも挑戦するなど集中して勉強を進めることができました!

2021年のシーズン中は、県内や日本にいなかったりしたこともあり、4月~10月にかけては通学していなかったのですが、その後2022年の1月~3月にかけては大会がなく、現在は週に2日通学しています。基本的に日本国内にいる間に勉強をできるだけ進めて、海外へ行く間は競技に集中し、日本に帰ってきてからまた残りの分を進めていました。集中したいときに勉強できるというのが自分に合った形だと思います。
勉強がわからない時などはフェロー(先生)にメッセージで質問していました。特にお世話になったのは、英語の担当フェローで、英検受験のための勉強をしていたとき、わからなかったところを写真で送っていただくなどして教えていただきました。フェローのサポート体制がしっかりしていてとても助かりました。

フランスでの2年間を通して、価値観や考え方を多角的に捉えることができるようになったと思います!

フランスには2年間行くことが出来ました。フランスでは大会回数が多く、レベルが高い中でのレースを経験をしました。車道が自転車で走りやすいとか、人々の表情が明るいなどフランスの良い面触れることができたのが、一昨年でした。昨年の1年間は、フランスの社会的な問題や、語学学校で授業を受けたりなど、現地の方たちと話したりする中で、日本では良くないと思っていた価値観が、逆に良いことではないかという別の視点を持てた1年でした。2年間通してフランスと日本を客観的に比較することができたので、どちらが良いということでもなく、ただ双方の特徴をいろんな人の意見を聞きながら、分析して自分なりに意見をまとめられたというのが、フランスに行って良かったなと感じるところです。その経験もあって価値観や考え方を多角的な視点で捉えることができるようになったと思います。

語学学校での学習やフランス人のコーチの影響もあり、フランス語で日常会話が話せるように!

僕の中で一番影響を受けた人は、現在コーチングやフランスのチームとの橋渡しをしていただいているフランス人のコーチです。コミュニケーションする中で、日本語がすごく上手な人ではないですが、日本語で話すときに矛盾がないように喋るよう気を付けられていたことや、何の目的を持ってどこに向かっていくのかというところを明確にしてから行動させる方だったので、コーチとの出会いが大きいですね。
昨年1年間頑張ったのは語学学習でした。英語の方は、日常会話もできるようになっていますが、フランス語はフランスの永住権を取るときに必要になる資格が取れたので、日常会話はまあまあそこそこできたと思います。また、フランス語は日常生活に合った雑学を知ることができましたし、哲学者のようなすごい方の言っていることを全部は把握できなくても、直訳するとこういう意味なんだなと理解することが出来て、発見がたくさんあって面白いです!

高校卒業後は、自分に合った学習と生活ができる「ネットの大学 managara」へ!幅広い視点を身に付けたいです。

今後の目標としては、日本国内の競技活動の質を上げたいです。さらにジュニア世代に向けての教育できるコーチになりたいと思っていますし、自転車活動の普及に貢献できればと考えています!
高校卒業後は、第一学院グループの ネットの大学 managaraに進学することになりました。今までは良くも悪くも競技志向の環境で、文化活動や現地の人々とのコミュニケーションに充てる時間が少なく、海外に行く機会はあったもののグローバルなチャンスを活かしきれなかったことを悔やんでいます。
そのことから将来的には若手選手に、競技者としてだけではなく国際化する社会で活躍できる人間としても成長するサポートもしたいと考えています。そのために大学生活では、競技と勉強を両立してリアルタイムで相互関連付けしたいと思っており、managaraが自分にピッタリな大学だと考えました。大学の講義で学ぶことをヨーロッパでの競技生活に活かすことで競技と勉強別々に行うことでは養えないような視点を身に付けていきたいです。

みなさんへのメッセージ

第一学院で一番良かった点というのは、競技活動の中で自分がやりたいことのために時間を使うことができるのももちろんなんですが、生活の中に余裕が生まれることだと思っています。その余裕がとても大事だと思っていて、自分自身について考えたり、自分の将来を心の中で向き合って考えたりする時間ということがとても僕たちの年代には必要だと思うので、進学先に迷っている方々は第一学院を選択肢の一つにしていただけると良いと思います!

インタビュー日時:2022年2月