ちょっと回り道したかもしれないけれど、得るものがたくさんあった1年半でした。

PROFILE

宇都宮キャンパス卒業生
大学進学後、短期留学や、海外ボランティアの経験を活かして住宅メーカーで活躍中

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当時はすごく悩んだけれど、転校して本当によかったと思っています。

前の高校は全日制の進学校で、女子サッカー部に所属していました。「勉強も部活もちゃんと両立させなきゃ」と頑張っていたら、1 年生が終わったタイミングで電池が切れたように疲れちゃったんです。ずるずると学校に行きにくくなり、環境を変えるためにも2 年生の夏に第一学院に転校しました。当時父は転校に反対していて、私自身も「本当にこれでよかったのかな」と悩みましたが、友達もでき大学にも進学でき、何より卒業するまで毎日楽しく学校に通えたので、今では転校してよかったとハッキリ言えます。
ちなみに、卒業式では答辞を読んだのですが、父も母も大号泣! 私の卒業を、心から喜んでくれました。

「自分を認めること」ができるようになったのも、第一学院での大きな成長ポイントです。

実は転校当時、第一学院での1 年半は大学までの通過点程度にしか考えていなかったんです。だから、正直「別に友達とかできなくてもいいや」と思っていました。ところが、第一学院の人たちは、先生も生徒もみんなフレンドリー。すぐに友達ができ、フットサルクラブにも入りました。すると、以前よりものびのびと過ごせるようになって、自分のダメなところも少しずつ「まぁいっか」って許してあげられるようになったんです。
自分を認めてあげることで、人に頼ることもできるようになり、周りといい関係を築けるようになりました。

大学では国際関係の学部に進学。衣食住の大切さに気づき、住宅メーカーに就職しました。

もともと英語の先生になりたくて、教育学部を志望していました。
でも、国語の授業で発展途上国を題材にした文章を読んだ時、世界では水すら手に入らない生活をしている人がいることを知り、国際関係学部に進みたいと思ったんです。志望学部を変更したのは高校3 年の夏。受験に間に合うか不安でしたが、先生のサポートもあって無事合格できました。
大学在学中は短期留学や海外ボランティアも経験。そこで住む場所にも困っている人たちを目の当たりにし、生活の基盤をつくるお手伝いがしたいと、卒業後は住宅メーカーに就職。今は賃貸の部署で働いています。オーナーや改装業者などたくさんの人と関わる仕事で大変ですが、逆にそれが魅力のひとつ。まだまだ女性が少ない業界なので、私たちが先頭に立って女性が働きやすい環境をつくっていきたいと思います。

みなさんへのメッセージ

第一学院には、いろんな境遇の人がいます。なかには自分と同じような経験をして転校した人もいるはずです。そういう人と話をしたり、一緒に学校生活を送ったりすることで、自分自身と向き合うことにもなると思うんです。ここには、そのためのサポートをしてくれる先生もいるから安心。
自分のマイナス面ばかりを見ないで、もっと自分に自信を持って、新しい環境を楽しんでみてください。きっと見える景色が変わってくると思います。

インタビュー日時:2020年1月