大学でサッカーを続け、スポーツを科学的側面から探究する。スポーツの発展に貢献する自分の将来を見据えて、やりがいのある毎日です。

鹿屋体育大学 進学

中上 拓海さん

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みなさんへのメッセージ

サッカー部への入部を考えている皆さんは、親もとを離れて、サッカー中心の環境に飛び込むことになりますが、自分の軸をしっかり持って、どんどん挑戦して成長していってください。第一学院では挑戦する時間や環境は整っていると思うので、ムダにせず、頑張ってください!

第一学院在学中にはスポーツコース(サッカー部)で活躍した中上さん。高校卒業後は日本で唯一の国立単科体育大学である鹿屋体育大学で学んでいます。

サッカーは小学校1年生の時、地元のスポーツ少年団で始めました。高校でもサッカーをしたいと考えていて、いくつかの選択肢があった中で、第一学院高校への入学を決めました。決め手になったのは、県大会決勝(第90回全国高校サッカー選手権大会茨城県大会)のプレーを見たことです。後半アディショナルタイムで山根くん(2018シーズン:湘南ベルマーレ 山根視来選手)がシュート、本当に劇的な展開でした。この試合は録画してあったので、入学した後もモチベーションを上げる感じで、みんなで見たりしてましたね。
高校時代、第一学院のサッカー部では、プレーする上でやらなくてはいけないこと、考えなくてはいけないことの基礎を学びました。高校年代に上がるとやっぱり厳しく行かないといけないんで、試合の中でも大事にするところは声を掛け合って、チームとして良くなっていたかなあと思います。

仲間と長く、濃い時間を過ごした高校生活

第一学院では週に1回の登校日のほかは午前中は毎日練習、週末に試合があって、サッカー中心の毎日でした。実は、入学前にはすごくシビアな高校生活を想像していましたが、実際は同級生や先輩・後輩とのコミュニケーションの時間も沢山あって、のびのびと過ごすことができました。仲間と長く、濃い時間を過ごすことができた3年間でした。

一番の思い出は、やはり、3年生の最後に県大会で優勝して全国大会に行ったことです。僕は試合自体には絡めなくてベンチだったんですけど、チームで全国大会に行くのは初めてだったので、記憶に強く残っています。また部活の寮で皆で過ごしていたことが、とても楽しく、良い思い出です。単に楽しいだけではなくて、集団生活を通して規律を守ったりとか、自分のことを自分でする……とか、当たり前のことですけど、そういうことが自然にできるようになって、大学生になった今、経験しておいて良かったと感じています。

高校生らしい思い出といえば、文化祭ですね。普段はサッカー部がまとまって行動することが多い中で、高萩本校の文化祭「橙萩祭」はサッカー部以外のクラスのみんなと一緒に参加するんです。同じ世代のみんなで盛り上がった一大イベントでした。

サッカーを続け、さらに科学的側面からスポーツを捉えたいと、鹿屋体育大学に入学

高校卒業後は大学でサッカーを続けながら、筋肉や体の作りなどの側面からスポーツに科学的にアプローチしたいと考えていました。進学するなら国立という思いが強くて、高校卒業後は予備校で対策をして、一浪して、鹿屋体育大学に合格しました。
大学では「スポーツ総合課程」に所属しています。高校までに勉強したことと全く違う分野で、聞いたことのない単語もバンバン出てきますが、希望していた内容を学べて新鮮で楽しいです。
座学だけではなくて実技科目も履修するので、いろいろなスポーツに取り組む機会もあります。サッカーやラグビー、バスケなどに加えて海洋スポーツ、ウィンドサーフィンとかもできるのは自然豊かな立地の鹿屋の強みかなあ。実際に他のスポーツをやってみると、そのスポーツの魅力や難しさが体感できますし、その種目で優秀な選手の人も身近に沢山いるので、純粋にすごいなぁと尊敬しますよね。

ゼミでは、僕の取り扱うテーマはサッカーになりますが、GPSを使って選手の走行距離やスプリントの回数などを計測して、試合に生かしていく研究をしています。今は3年生なので、4年生で本格的に研究に取り組んで卒論にまとめていくことになります。

サッカーやスポーツの発展に貢献できる人を目指したい

大学のサッカー部では週1回オフがあって、学校のある日は16時から18時まで練習です。サッカーのための時間もしっかりとれて、自分の時間も結構あるので好きなこともできますし、部活のみんなとワイワイしたり、先輩とも仲良くさせてもらって、これまでの大学生活を振り返ると楽しい記憶ばかりです。
大学ではサッカーや研究以外にも、たとえば自然が豊かな環境だからこそできるアウトドアだったり、今だから経験できることがたくさんあると思います。ここでの出会いを大切にして、チャレンジしていきたいですね。
将来はサッカーやスポーツの発展のための活動をしたいと考えています。そのために様々な考えに触れて、勉強を続けていきます。

インタビュー日時:2018年10月