高校は、全日制高校に進むのが当たり前だと思っていたので、みんなと一緒に全日制高校に進学しました。
お昼は学校、夜は学校が終わったらすぐにチームの練習と、非常に忙しい日々･･･。学校自体は楽しかったけれど、勉強は追いつかずかなり苦戦し、結構大変な日々だった思い出があります。

その頃、浦和レッズのトップチームにあがることに。プロの練習は昼間が大半のため、そのまま全日制高校に在籍するのは厳しい･･･、と考えていたところ、第一学院を紹介されました。
話を聞いてみると、通学するコースでも時間に融通が利きサッカーを優先して考えられること、また、サッカー選手の中に第一学院の卒業生がいたこともあり、自分にピッタリの学校だと感じました。

実は･･･高校を辞めるという選択肢もあったんです。転校するか、辞めるか、非常に悩みました。
ただ、選手生命は短いものだし、今後のことを考えると最低限の学力は身につけた上で高校だけは卒業しておきたかったんです。友達と別れることの寂しさもありましたが、夢だったサッカー選手への第一歩、決意をもって臨まないと成功できないと自分を奮い立たせました。

サッカーを通して、また、第一学院での学校生活を通して、たくさんの方との出会いがありました。もしかしたら同年代の人たちよりも、出会いの数は多いかもしれません。
その出会いによって教えていただいたことや僕が経験してきたことを、自分の子供や若い人たちに伝えていけたらというのが、僕の今後の目標です。
でもまずは、サッカー選手として今まで以上に活躍することが第一ですね！！

僕は第一学院卒業後、浦和レッズからジェフユナイテッド千葉、そしてヴィッセル神戸に移籍しましたが、どの選択にも後悔はありません。
そしてハッキリ言えることは、第一学院に入学したことが今につながっているということです。
第一学院に転校することで掴んだチャンス、高校時代に勇気を振り絞って踏み出した一歩をさらに良くしていけるよう、二歩三歩ともっともっとチャレンジしていきたいし、この気持ちを忘れずに、これからも勇気を持って様々なことに挑んでいきたいと思います。