卒業生
美容師をやっている従姉(いとこ)から美容師の仕事について聞いていて、美容師という職業に興味を持っていました。高校受験の時も職業に対する関心が強かった僕は、「名古屋綜合美容専門学校」と連携している第一学院高校のパンフレットを見て一目ぼれ。すぐにオープンスクールに参加しました。
キャンパスには髪型やファッションなど個性豊かな先輩たちがいっぱいいて、面白そうな学校だと思いました。両親も応援してくれて、すぐに入学を決めました。入学の決め手となったのは美容師の免許を取得できるチャンスがあること。そして、高校卒業の資格が取れることです。やはり、高校は卒業しておきたいという気持ちがあったので。
美容コースは専門学校と連携するコースなので、周りに年齢が違う人たちもいて、中学とは全く違う環境に思え、入学当初は、期待と不安が入り交じっていました。でも、実習を重ねる度に同級生たちと触れ合う機会が増え、徐々に打ち解け、友達になりました。友達との一番の思い出は、ナディアパークデザインホールで行われた名古屋綜合美容専門学校最大のイベント「ヘアフェスティバル」に参加したことです。友達とチームを作り、ヘア・ネイル・衣装・メークなどをみんなで分担し、当日、作品を完成させました。僕の担当は衣装。自分で生地を選び、ミシンや手縫いで縫い合わせ、仕上げました。約2ヶ月間をかけて取り組んだのですが、それぞれが担当した分野で責任を持つことができ、完成したときの感動はひとしおでした。この経験で、責任を持って行動することの大切さを学びました。
高校の学習はタブレットを使って行います。教室でみんなで受ける授業とは違い、自分のペースで進められるので、美容師免許の取得のための学習と並行して学んでいる僕にとって最適でした。映像授業があり、理解しやすいのも助かったポイントです。分からない部分があれば、直接先生に聞いたり、友達と協力し合って進めていきました。その結果、先生や友達とのつながりが深くなり、とても学びの多い時間になりました。
先生たちは時には優しく、時には厳しく、常に愛情を持って接してくれます。進路のことも親身になって考えてくれるので、改めて生徒のことを真剣に考えてくれている先生ばかりだと感謝しています。やはり美容師の資格と高校卒業の資格の両方の取得は大変なことです。でも、先生や友達などの支えがあり、「やることは責任を持ってきちんとやりたい」という気持ちが一層強くなりました。まさに美容コースでの学びが成長につながったと実感しています。
卒業後は技術を高めることができる美容室に就職したいと思っています。トップスタイリストを目指すと言うと大げさかもしれませんが、せっかくであれば上を目指したいと思っています。また、美容師はお客様相手の仕事なので、居心地の良い環境を提供することも大切なことです。そうじゃないと、きっとリピートにつながらないので。美容コースでの経験を生かし、技術だけでなくサービス面の向上も意識していきたいと思っています。
インタビュー日時:2018年7月
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