東京外国語大学 進学
第一学院には高校1年生の2月に転校しました。いじめにあってしまい、中学校では2年生以降、高校も入って1年もしないうちに通えなくなってしまいました。
家にこもってだんだんと気力がなくなっていく私を見かねて、母が転校先を探してくれました。公立の通信制高校も考えたんですが、卒業に4年かかると言われたので断念。母の知り合いが「第一学院なら同級生と同じタイミングで卒業できるよ」と勧めてくれて、通信制高校について調べるようになりました。
いじめられてひきこもりがちになった時期は、ただただ辛かったですね。でも、「このままじゃ人生、ダメにしちゃう。何とかして変えたいな。」という想いから、勉強に没頭するようになりました。大学に受かったら今の環境から抜け出せるのではないかと思って。
転校した時は標準コースに在籍していましたが、3年生になる時に、特別進学コースにコースアップしました。初めは毎日キャンパスに通って授業を受けていましたが、だんだん自分のペースで勉強したいという気持ちが強くなって。そこからは、キャンパスの自習室を活用することが多くなりました。
自学は、自習室と家庭学習を合わせて1日15時間くらいしていましたね。授業を受けるより自分で勉強するほうが、私には合っていたみたいです。
塾にも通わず、インターネットで見つけた「この参考書をやればこの大学のレベルまで行ける」という情報を参考にしていました。最初は教科書レベルから始め、入試間近は早慶レベルまで解くことができるようになりました。
私は英語が得意で、担任の先生も英語の先生だったので、模試結果が出る度に見せに行っていました。私の頑張りを褒めてくれる先生で、それに答えようという気持ちがモチベーションアップにつながりました。
私は、もともと勉強は得意ではありませんでした。高2の頃は偏差値50くらい。大失敗した模試では偏差値30だったこともあります。自学を頑張った成果が出て、高3の秋には、一番高い教科で偏差値75くらいまで伸びましたね。
受験勉強をする中で、外国語を学ぶのが好きなことに気づいたんですね。「外語大は難しい、受かったら凄い」と周りが言っていたこともあって、憧れが強かったです。
ベンガル語を選んだのは、インドカレーが好きだからです!
受験の時に、どの地域の言語を専攻するか選ぶんですよ。私が選んだ「南アジア」の中ならどの言語でもいいなと思って、結果、バングラデシュの公用語であるベンガル語専攻になりました。
今は、学生寮に住んでいます。4人部屋で、別の大学に通う子、セネガルの留学生、イギリスのインターン生と個性豊かなメンバーと暮らし、日々、文化の違いを感じています。
アルバイトは、不登校の子ども専門の家庭教師をやっています。私も不登校だった時期があるので、寄り添うことができるのではないかと思って始めました。
サークルは、歌うことが好きなので、アカペラのサークルに入りました。100名を超える部員と日々活動し、先日初めてのライブにも出演しました。
また、この冬には、ベンガル語学科のクラスメイト全員で、6週間のインド留学へ参加します。今からとても楽しみにしています。
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