早瀬 まこさん

中学校までの間、人間関係で少し悩んでいたので、「全日制の高校に通うのは無理かな、嫌だな」と思っていました。通信制の高校に進学したいと両親に話したところ、世代的に「学校は全日制に通うべき」という意識で、最初は理解を得られませんでした。

両親の説得に時間がかかっていたので、自分でこっそり通信制高校を調べて、資料請求をしていました。その時すぐに個別相談に行けたのが第一学院でした。個別相談で色々な話をしましたが、キャンパス長が「ゆっくり、無理せず自分のペースでいいんだよ」と言ってくれたことがとても心に響きました。

両親には話し合いを重ねることで気持ちを汲み取ってもらえて、自分の希望の通り通信制の第一学院に入学することができました。

進学を決めても高校に入って友だちができるとは思っていなかったので「個別学習のスペースで勉強をしていればいいかな」くらいの気持ちでした。でも、「入学前準備講座」という入学前に新一年生同士で交流できる機会があったので、そこに参加したら数人友だちができ、ホームルームのグループワークでも別で友だちができました。

通信制高校ならではだと思いますが、同じように人間関係で悩んだ経験をしている子が多かったので、話を聞くと似ている部分がありましたし、先輩も「そんなことあったなー」と共感してくれることが多かったです。第一学院に入学してからは、小中学校の時に感じていた人間関係に対する不安は無くなりました。

中学生の時の私は今考えるとすごく捻くれていて、友だちもほぼゼロに近いくらいで「どうせ友だちなんか作ってもいいことないし」というよくない考え方をしていました。「高校でも一人でいいや」と思っていたのに、今ここまで環境が変わって自分でもびっくりしています。

入学直後から週5日、毎日登校しています。キャンパスに行く日は10時20分～30分くらいに登校して、少し休憩してから漢字検定や、金融リテラシー検定の勉強をしています。ホームルームやプロジェクトがある日はそれに参加し、バイトがある日バイトに行きます。20時くらいに家に帰って、それからは趣味の時間です。

金融リテラシー検定の授業はオンラインで受けるのですが、キャンパスのパソコンからオンラインで繋いで、全国のみんなで一緒に受けています。なかなか難しいですが、将来役に立つ大事な内容なので、頑張って勉強しています。

フェローたちはとにかく話しかけてくれます。入学後の面談でも「中学校どんな感じだった？」「どんな感じでこれから勉強進めていこうか？」と聞いてくれて、私のペースをすごく大事にしてくれています。入学前にキャンパス長から「自分のペースでいい」と言ってもらいましたが、当時は素直に受け止められず「どうせ課題も多くて締め切りも早いんだろうな」と思っていました。しかし、取り組んでみたら無理なく進めることができるし、周りの人たちも私のことを気にかけてくれるので、学びやすくていい環境だと思います。キャンパスでの気遣いはすごく嬉しいです。

中学校までは、人間関係の悩みを先生に相談してみても、友だち同士のじゃれ合いで済まされてしまい、真剣に取り合ってもらえませんでした。第一学院に入って、友だちがフェローにキャンパス内のトラブルを相談したら、しっかり対処してくれていたのを見て、「もし自分が困った時もフェローに話せばどうにかしてくれそうだな」と思っています。第一学院のフェローは生徒との距離が近くて、いい意味で友だちのような、すごく安心できる存在です。

第一学院では集団での授業ではなく、個別で映像授業を見ながら学習してレポートを提出するという、初めてのシステムでした。最初はモチベーションが高いので順調に進みますが、段々少しずつやる気が下がってきて苦戦することが出てきました。そういう時は、友だちと一緒にフェローにわからないところを聞きに行ったり、協力してヒントを出し合ったり、苦手な教科を教えてもらって得意な教科を教えるなど、工夫してレポートに取り組むようにしています。

勉強は苦手でしたが、レポートが問題集ではなく小テストのような体裁なので、見やすいし解きやすくてやる気になれます。途中までは「早く終わらせないといけない」という気持ちでしたが、今は自分のペースで進めていくのを心がけています。

土曜日はアルバイトがあって、日曜日はコスメや美容系のものを買いに出かけることが多いです。新作が出たらすぐに見に行くほどメイクが好きで、高校卒業後は美容系の学部がある大学に行きたいと思っています。将来はアットコスメの店員さんになるのが夢です。

その他、ユニセフに少し大きめの募金をしてみたいです。小中学生が寒い中でも暑い中でも駅前で募金活動しているのを見て、今は自分の持ち合わせがなくて協力できないことが多いので、大人になったらその分も募金をしたいと考えています。