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「CHARITEENS(チャリティーンズ)」を受講している生徒が考案したジェンダーフリーのトイレマークが、企業で採用!生徒が取材に行ってきました。

第一学院高等学校では、「授業中に世界を変えよう!」をコンセプトとした新しいカタチの授業「CHARITEENS(チャリティーンズ)」を展開。全国のキャンパスから手を挙げ選抜された生徒がオンラインで繋がりSDGsを学び、世の中に提案を投げかけていく授業を展開しています。


■CHARITEENSについて

社会問題を発見し、解決する方法を探りアクションまで行う経験値向上型の第一学院独自の問題解決型学習(PBL)です。講師には、SDGsに関する書籍含め、経営コンサルとしても活躍中の村尾隆介氏をお迎えし、SDGsに絡めた問題解決を目指して活動しています。

 

5月の講義ではSDGsの活動」について学び、その後の授業で個人プレゼンを行いゲスト講師として、ナミックス代表取締役社長の長井さんがきてくださったことがきっかけとなり、ジェンダーフリーのトイレマークを考案したところ、株式会社ナミックス様にて採用いただくことになりました。

この度、生徒たちが会社へ訪問し実際にどのように使われているのか見学に行ってきました。

 

株式会社ナミックス様では、社会の動きにも最先端でありたいとの想いから、「アライ宣言」を行っており、誰にでもフラットな会社を目指して社員みんなで取り組んでいることからも、なぜトイレマークを変更するに至ったのか伺えます。

 

トイレマークの位置は、男性・女性の平均身長の目線の位置にすることで、誰でも見やすい位置となり分かりやすくする工夫もしてあるとのことで、細かなところにまで気を配っていることに生徒も感心。

Fショールーム、2Fスタッフスペースのトイレ扉にそれぞれ設置してあり、見つけた生徒はテンションがあがり大喜び!

 

これからもたくさんのことを学び視野を広げ、世の中の困りごとに貢献するという意識を持った大人になってほしいなと思います!

ご協力いただきました株式会社ナミックス様、ありがとうございました!


生徒の声

増田 梓紗さん(四ツ谷キャンパス・2年)

チャリティーンズメンバーがデザインしたトイレのマークを生で見て感動しました。一つの行動は、何かを変えるきっかけをくれるのだと改めて感じました。

 

衣川 克輝さん(横浜キャンパス・3年)

デザインが決定した当初は赤と青の反対色ではなくなったため、見分けがつかないのではと思いましたが、実際には男女でマークの高さが違うことで、分かりやすいと感じたのが第一印象です。


これから様々な配慮を行うにあたってデザインの変更などにより、少し不便と感じてしまうようなものも考えられるため、株式会社ナミックスのように、「ほんのひと工夫」によって分かりやすく、より豊かで自由な社会が築けるのではないかと感じました。



★生徒が考案したジェンダーフリーのトイレマークの意図★

今回、色での区別をなくしアライ(Ally)のシンボルであるレインボーを導入しました。

またSDGs17の目標の中で、下記を意識して考案しました。

5:ジェンダー平等を実現しよう

6:安全な水とトイレを世界中に

10:人や国の不平等をなくそう



■株式会社ナミックス様について

主に化粧品業界、製薬業界向けの産業機械の設計、製造、販売を行なう。お客さま自身が気づきにくい課題にまで注目して製作するなど、顧客感動度を追いかけるモノづくりを心がけている会社。今回の導入きっかけは、6月にアライ宣言(※)を行ったことに加え、以前よりCHARITEENSの活動に参加いただき生徒たちのアイディアに関心をお持ちいただいていたという理由もありCHARITEENSに賛同し、ご協力いただきました。

企業公式サイトはこちら

 ※ アライとは:LGBTQ +当事者たちに共感し、寄り添いたいと考え、支援する人を指す言葉。「味方」や「仲間」、「同盟」を意味する英単語「ally」が由来で、正式にはストレートアライ(Straight Ally)という。「LGBTQ +フレンドリーな人」と類似した意味を持つが、「アライ」は「フレンドリー」よりさらに一歩進んで、より積極的に支援してくれる人、例えばLGBTQ +の社会的地位向上や権利擁護、平等の達成のための運動などに協働してくれる人を指す。


■チャリティーンズについてはこちら

1Fショールームのトイレ前にてナミックス代表取締役社長の長井さんと一緒にパチリ!
2Fスタッフ用トイレの前にてCHARITEENSプロジェクトリーダーの村尾さんと一緒にピース!
トイレには、サインを紹介するPOPが設置されています。
従来の青・赤を使用せず黒を使用することで色での区別をなくし、ポイントにアライのシンボルカラーのレインボーを用いています。同じパーツを使いながらも、見た目で分かりやすいデザインに注意して仕上げています。