岡山キャンパスブログ

*第一学院岡山キャンパス*【~令和二年度卒業証書授与式~】

こんにちは!第一学院岡山キャンパスです。

 

日ごとに春の訪れを感じられる今日この頃、

岡山キャンパスでは令和二年度卒業証書授与式を執り行いました。

 

来賓の皆様には、今年は来場での観覧に加え、

オンライン上でもご観覧いただきました。

 

このような情勢の中で、

無事に立派な卒業式を執り行えたことを嬉しく思います。

ありがとうございました。

 

そして79名の卒業生のみなさん、卒業おめでとう!

君たちと過ごした日々は宝物です。

たくさんの思い出をありがとう!

未来へ向かって大きく羽ばたいてください。

ずっとずっと応援しています。

 

以下、卒業生代表挨拶を載せております。ご覧ください。

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答辞

 

 やわらかな日差しがそそぐこの頃、春の訪れを感じます。本日は、私たちのために素晴らしい卒業式を挙行してくださり、誠にありがとうございます。

 私は二年生の十二月にこの第一学院に転校しました。心機一転頑張ろうと思っていた矢先に、新型コロナウイルスの影響で四月からの授業は全てオンラインに切り替わりました。初めての慣れない状況下で始まった一年に、私は多くの不安を抱えていました。

 進学希望の私は、センター試験にかわり「共通テスト」が新たに始まること、そしてそれがきちんと予定通り行われることが一番の不安でした。焦りを感じつつも、誰のせいでもないその状況に、ただ行き場のない苦しさを背負うしかありませんでした。

 そんな中、三年生になって初めて挑戦したことがあります。それは「ピアサポート活動」、通称「ピアサポ」です。ピアサポは校内ボランティアの一つで、主にオープンスクールのサポートをするというものです。コロナ禍の中で人の役に立ちたいと思った私は、この活動に参加してみることにしました。

 思い通りにいかないこともたくさんありましたが、回を重ねるごとにできることが増え、それが大きな自信に繋がりました。参加してくれた中学生が「楽しかった」、「また来たい」と笑顔で帰っていったとき、さらには私たちの姿に憧れて入学を決めたと聞いたときは、とても嬉しく、「やっててよかった」と心の底からやりがいを感じました。そんなピアサポは、私にとって大切な居場所でした。そして、ピアサポで出会った仲間たちとは、何気ない時間を共に過ごす中でお互いを高めあうことができ、私自身を強くしてくれました。ピアサポのみんなは、これからもずっと大切な私の宝物です。

 そして私は本格的な受験期を迎えました。私は将来、中学校の教員になりたいと考えています。そのため、中学生をサポートするピアサポ活動では、たくさんの経験を高校生のうちから積むことができました。その経験を生かす意味でも、自分を売り込むことのできる「総合型選抜」という入試に挑戦することにしました。しかし、なかなか上手くいかず辛いときも多くありました。印象深く覚えているのは、自己推薦書の長所欄が書けなかったときのことです。自分一人では限界があると感じ、先生方に自分にはどんな長所があるか相談することにしました。すると、悩むことなくすぐに「(生徒の氏名)くんの長所は、周りを見る力があること」だと答えてくださいました。私はこの言葉を聞いて、先生方はずっと見守ってくださっていたのだと分かり、目頭が熱くなりました。先生方には転校してきたときから、私の不安を和らげ、学校生活の中でとても支えられていたのだと改めて感じました。そうしたたくさんの支援があり、念願の第一志望の大学にも合格し、この春から憧れの夢へと向かって歩き始めることとなりました。私の様々な挑戦を後押ししてくださった、第一学院の先生方、周りの仲間たち、そして両親には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 私がこの一年で学んだことは、大きく二つあります。一つ目は「当たり前の尊さ」です。これまでの当たり前は私たちの前から一瞬にして消え去りました。しかし、少しずつ日常が戻ってくる中で気付かなかったものに気付くことができました。毎日友達や先生方と会えること、行事が行われ参加できること。これからの人生、日常に潜む小さなことも見逃さず感謝しながら、日々を過ごしていきたいと思います。二つ目は「経験の大切さ」です。例えテストの形式が変わっても、周りの状況が一変しても、これまで積み上げてきたことは無くなることはないし、自分を裏切らないということを感じました。勇気を出して一歩踏み出すことは、きっと未来への一歩をつくっているのだと思います。在校生の皆さんも、自分の歩幅でぜひ「一歩」前に進んでみてください。

 そして、同級生のみなさん。同級生のみんなと離れ離れになってしまうのは、とても寂しく、正直実感が湧きません。これからそれぞれの道を歩むことになりますが、きっと楽しいことばかりではなく、辛くて苦しいこともあると思います。しかし、私たちには、自分の家のような温かい第一学院と素敵な先生方がついています。私たちにはいつでも頼ることのできる心強い場所があるので、安心して前へと進んでいきましょう。この時間で、みんなと集まれるのは最後だけれど、いつか、どこかで絶対に会えると信じています。

 最後になりましたが、恩師の皆様、地域の皆様、保護者の皆様、本日はお忙しい中、卒業式にご臨席いただき、本当にありがとうございました。このような中で無事に旅立てることを幸せに思います。また、今まで私に関わってくださった、全ての方々に感謝を申し上げ、答辞とさせていただきます。

 

 

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第一学院岡山キャンパスでは、
「卒業」と「進路決定」を約束しています。
今、できるところから始めて、生徒たちはみんな笑顔で卒業しています。

明るい雰囲気のキャンパス内になっているので、安心してお越しください。
まずはパンフレットだけでも、ということでも大丈夫です。  
新しいことを始めるにはとても勇気がいることだと思いますが、
ここには同じように悩んで一歩を踏み出した生徒達がたくさんいます。
いつでも、ご相談ください!

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キャンパス長より式辞
卒業生代表生徒による答辞
卒業証書授与の様子
卒業証書を受け取る立派な姿に涙がこぼれました。
ずっと応援しています。頑張れ、卒業生!