在校生
第一学院高等学校 埼玉キャンパス 3年生(2024年4月取材当時)
▼ラジオ出演したCLUB CEO
https://www.daiichigakuin.ed.jp/clubceo/cast10.html
▼Steenz掲載ページ
https://steenz.jp/24111/
https://steenz.jp/26921/
中学校に入学した当初は学級委員をやるような真面目な生徒でした。しかし自主学習や塾、学級委員の仕事、友人関係の付き合いなどで次第にストレスが積み重なってキャパオーバーに。それがきっかけで1年生の夏から不登校になり、外に出られない時期が続きました。3年生になった時に相談室登校を始めて、相談室の後に図書室で本を借りて帰るという1年間を過ごして何とか外に出られるようになりました。
高校に進学するにあたり、定時制高校も考えていたのですが、毎日通うことが心配だったので通信制高校を視野に入れました。何校か見に行ったところ、第一学院は他の学校と比べて「優しい学校」という印象を持ちました。オープンスクールに参加した際、ピアサポーターの先輩方にたくさん褒めていただいたり、入学時の面談ではキャンパス長がこちらに寄り添って親身に受け答えしてくれて入学を決めました。
父も母も私がオープンスクールに行くときには必ずついてきてくれました。私が感じたことを伝えると、どういう高校なのかを言語化して改めて教えてくれて、家族が一体となって応援してくれていたので選びやすかったです。実際に第一学院に入学してからは、挑戦する機会が増えたように感じます。いろんなコンテンツがあって間口も広いので、楽しみながらたくさん挑戦できています。
第一学院の先生たちは優しくて面白いです。それと、癖が少し強いです。(笑)
そんな先生たちは年の離れた友だちのようで楽しいですし、癖が強いからこそ好きです。食べ物の趣味が私と正反対の先生がいるのですが、その先生と食べ物の好き嫌いの掛け合いをすると本当にことごとく合わなくて。でもそれが楽しくて、そういった小さな日常が第一学院の雰囲気を作り出しているのだなと感じています。
勉強面では、最初は全部の配信授業を受けようと詰めすぎてしまったのですが、後からでも授業を受けられるところに助けられました。今までのライブで受ける授業だと、授業内の待ち時間が耐えられなかったり、逆に待ってほしいのに進んでしまうのが嫌でしたが、今の授業形態は自分でペースを調整できるので私に合っていると思います。
レポートは、わからないところがあればすぐに先生に答えてもらえますし、対策授業を開いてくれるので、苦手な科目もいい点数を取ることが出来ました。
色々なことに挑戦してきた中で印象に残っているイベントのひとつは、全国の仲間たちと支えあって社会問題を発見し解決方法を考えた活動です。
その中で「社会にあるマークについて」というテーマで「透明リボン」と「ハートプラスマーク」の2つのマークについてそれぞれプレゼン資料を作りました。「透明リボン」は他の人と被ってしまったので、もう1つの「ハートプラスマーク」についてプレゼンしたのですが、「実はプレゼン資料を2つ用意したんです」と講師の方に話したら褒めてもらえて嬉しかったです。
「透明リボン」も「ハートプラスマーク」も目には見えない障がいを持っている方を表すマークなのですが、そこに向けたのには理由があります。それは、私の身近にいる心臓病を患っている方にどのような支援をしてあげられるか、さらに、社会に向けて協力できることはないかを考えていたところだったからです。そんな中で「社会にあるマークについて」調べるというテーマを出され、目に見えない障がいを支援するマークについて調べて発表しようと決めました。社会問題は、身近なことから始めるのが一番だと思っています。
この経験を通して、一緒に参加した仲間と意見を伝え合うことや譲れないこと、尊重することの大切さ、ひとつのものを作り上げる達成感を得ることが出来ました。この活動だけで終わらず、社会問題に目を向ける機会を、活動の場がなくても増やしていくことが出来ればよりよい社会になっていくのだと思います。
残りの高校生活で、学生団体に所属するか、新しい団体の立ち上げを考えています。コミュニケーション、不登校支援、地域との交流、この3つの条件が揃っている学生団体は地元にあるのですが、自分で立ち上げることで間口を広げるのもいいのかなと思っています。
私自身、不登校の子同士での交流で学校に行けるようになったので、同じような境遇の子の手助けがしたいです。まずは悩んでいる子たちが集まれる場所を作って、その中で人と人とを繋げる役割を私が担っていきたいです。
第一学院高校を卒業しても挑戦し続けられる環境に身を置きたいと考えており、将来は不登校の子に希望を持たせてあげたいです。不登校を経験した私が社会で活躍をして、「こんな可能性もあるんだよ」と示したいと思っています。
さぁ、自分らしいミライを見つけよう
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