第一学院に転校して満足のいく時間をボウリングに充てられています。将来はたくさんの人から応援されるプロボウラーになりたいです。

PROFILE

第一学院高等学校 浜松キャンパス 3年生(2024年6月取材当時)

主な実績
第7回全日本小学生ボウリング競技大会 4年生男子の部優勝
第8回 5年生男子の部4位
第9回 6年生男子の部準優勝
第44回全日本中学ボウリング選手権大会男子の部準優勝
JBC会長杯第37回全日本年齢別ボウリング選手権大会 19歳以下の部 準優勝
第51回全国都道府県対抗ボウリング選手権大会 男子選手権者決定戦 優勝
第59回東日本選手権大会 男子選手権者決定戦 準優勝
JOCジュニアオリンピックカップ第47回全国高校ボウリング選手権大会 第5位

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プロボウラーで活躍するために通信制高校への転校を決意しました。数ある学校の中でも、第一学院は優しくて丁寧で一番好印象でした。

元々は全日制の高校に通っていましたが、将来プロボウラーとして公式戦などたくさんの試合に出て活動したいと思うようになり、今のうちからボウリングに費やせる時間を増やしたいと考えるようになりました。

プロテストに合格したら本格的にボウリングに専念できるよう通信制の高校に転校しようと両親とも話し合っていました。両親は、学業よりもボウリングの活動がメインになる生活を賛成してくれていましたし、サポートする気持ちでいてくれました。そして、高校2年生でプロテストに合格して、第一学院に転校しました。
第一学院のことはインターネットで調べて知りました。他の通信制高校にも電話で話を聞きましたが、僕と両親どちらも第一学院の対応が丁寧で一番好印象でした。その後に実際に説明を受けにキャンパスへ行って、まず一番に思ったのは校舎がきれいだということ。それから、事前の電話の時点でもとても印象は良かったのですが、実際に先生方に会うとみんな優しくて、「めちゃくちゃいいかも!」とさらに思いました。

高校生活の大半の時間をボウリングに充てられています。プロの選手と同じようにボウリング場でアルバイトをしながらいろいろなことを学んでいます。

通学は少ないときには月1回程度で、自宅での学習が多い分、ボウリングの練習に充てる時間を多めに取れています。ただ、高校卒業も大切なので、なるべく1~2週間に1回くらいは登校するようにしていて、レポートで分からないところがあった時には時間を作って登校しています。第一学院の先生方はとても優しいので、質問しやすいし困ったことは相談もしやすいです。

プロの選手はボウリング場で勤務して空いた時間に練習をしていることが多いのですが、僕も同じようにボウリング場でアルバイトをしながら練習をしています。朝起きてすぐにボウリング場に行き、一日のほとんどをそこで過ごします。一日10ゲーム以上は練習できているので、練習量は十分に取れていると思います。

アルバイトでは、ボウリングの練習はもちろん、お客様への接客でコミュニケーションについても学べています。プロボウラーは意外と話すことが大事でそれが実践で学べていますし、服装やフォームについてアドバイスをしたり、自分からもお客様に話ができるようになりました。

ボウリングが嫌いになり離れていた時期もありましたが、両親のサポートもあって今では楽しく打ち込めています。

競技としてボウリングを始めたのは小学校3年生くらいの時で、4年生でJB(JAPAN BOWLING)に入って本格的に頑張り始めました。その時に教えてくれていた方がプロボウラーだったので、僕もプロボウラーになりたいと思うようになりました。

ただ、4年生の秋頃にイップスという運動障害になってしまいました。レーンに立って構えて、普通なら足がでるはずなのに足が出ず、手も動かせない。ボールを構えたままの状態で足を前にも後ろにも動かすことができなくなって、うまく投げられなくなりました。その影響でボウリングのことが嫌いになってしまい、半年間ボウリングから離れていました。

その間、応援してくれているお母さんが月に1,2回くらい「またボウリング始めてみない?」と声をかけてくれていましたが、ずっと「やらない」と返していました。しかし半年ほど経ってお母さんからまた言われた時、自分の中で気持ちが少し揺らぎ「またやってみよう」と思って再開しました。またボウリングを頑張ることが出来るきっかけをくれたお母さんにはとても感謝しています。

サポートしてくれているのはお母さんだけでなく、もちろんお父さんもです。ボウリングの大会は東京から大阪までの間で行われることがほとんどなので基本的には自動車で移動していますが、その運転はいつもお父さんです。大会で点数があまり良くない時に、「お前はうまいんだから自信持てよ!」と言葉をかけてくれて、それで一回気持ちをリセットして再び頑張ろうと思うことが出来ています。お父さんには物理的なサポートだけではなく、メンタル部分でもサポートしてもらっています。

イップスになったのは一回だけではありませんが、その度にフォームを見直したり、考え方を変えたりしています。壁にぶち当たっても試行錯誤しながら苦しい時期を乗り越えてきて、今ではボウリングをするのがめちゃくちゃ楽しく感じられています。逃げずに頑張ってきて本当によかったです。

めざせ、最年少で「三冠王」!将来はたくさんのファンの方から愛されるプロボウラーになりたいです。

直近、目標にしているのがシードプロというものです。

公式戦は1月から12月までの一年間で行われて順位に応じてポイントがもらえるのですが、12月が終わった時点でランキング24位以内に入っているとシードプロになることができます。今はランキング21位なので、このまま残り半年で24位以内をキープできれば目標のシードになれるところまで来ています。

このポイントの他に、賞金とアベレージの三項目全てで1位を取ると三冠王という称号がもらえます。これまでに三冠王を取れた人は6人しかいません。その中で今までで一番若く三冠王を取った方は21歳の時だったので、決して簡単なことではありませんが3年以内に最年少の三冠王になることも目標のひとつにしています。

あとは、みんなから「このプロ好きなんだよね」と名前を挙げてもらえるようなプロボウラーになりたいです。そのためには試合で結果を残すのはもちろん、ファンになってもらえる方を増やす努力も必要だと感じているので、大会に足を運んでくださった方に声をかけてもらえた時には笑顔で対応することを心がけています。

みなさんへのメッセージ

第一学院へ転校してきて、ボウリングの活動をメインに過ごせています。先生方も友だちもみんな優しくて面白いですし、僕のスポーツ選手としての活動をすごく応援してくれています。夢に向かって頑張っている人に第一学院はすごくおすすめです。

これから僕はもっともっと活躍していきますので、名前を覚えてもらって結果を見ていただきたいです!

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