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アジア室内陸上 銀メダル獲得!奥田啓祐選手(第一学院高等学校教員)にインタビューしました

2023年2月10日(金)~2月12日(日)にカザフスタン・アスタナで開催された「第10回アジア室内陸上競技選手権大会」に、当校教員の奥田啓祐選手が男子・七種競技の日本代表として出場、見事2位入賞を果たしました。
帰国した奥田選手に本大会を振り返っていただき、お話を伺いました。


大会が終わっての率直な感想を教えてください。

メダル獲得は僕のなかで必須だったので、銀メダルを獲得できてまずは安心しました。でも、点数にも記録にもぜんぜん満足していません。表彰台に上るとき、目の前の1位の座にいるのが自分ではなかったので、「負けたくない」と思ったのが率直な感想です。


日本代表チームの雰囲気はいかがでしたか?

僕が経験したチームのなかでも一番雰囲気が良くて、まさに「ワンチーム」を感じましたね。コミュニケーションも活発だし、お互いを尊重し、尊敬し、応援しあえる関係でした。自分のパフォーマンスを過不足なく出せる状況だったので、すごくやりやすかったです。


陸上選手としては初めての海外大会出場でしたね。

気負いはありませんでした。食事や言語の違いはありましたが、試合前はストレスを感じるほどの余裕がなかった。まわりの選手は背も高いし強そうに見えましたが、それはアスリートとして素直に羨ましいって感じでしたね。世界の新しい面を見られたのは、いい経験になりました。


今回の大会で大変だったことはなんですか?

10月に故障した脛(すね)の痛みには苦労しました。毎日、脛の調子を伺いながら生活しているんですよ。正座したり骨に圧かけたりしてみて、調子が悪かったらケアをする。

冬季合宿中は砲丸投げと走ることしか練習できなかったので、十分に練習できていない恐怖はありました。

完治まで最短でも1年と言われていたのを、4カ月でここまでパフォーマンスを上げてきました。目の前の目標をつかむため、メダルを獲るため、そして人生を変えるためにはやらなければならならない。その過程が一番大変でしたね。


モチベーションを上げるためになにか工夫をしましたか?

ただ今まで通り、同じように平常心でやって、パフォーマンスを発揮するだけです。結果は副産物でしかないので、今できることを100%やるだけです。


最後に、第一学院生にメッセージをください

みなさんもいろいろなことで悩み、苦しみ、そして挑戦していると思います。最大の力を発揮しなければならない場面では、ありのままの等身大の自分でいてください。時には批判する人がいるかもしれませんが、それは相手ができないことをあなたがやっているから。怖がらずに、自分の想いを大切にいることで、きっと成長できるはずです。

 

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これからも奥田選手はじめ、陸上競技部の活躍を応援しています。
みなさまの変わらぬ熱いご声援お待ちしています!

 

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