PROFILE

大阪梅田キャンパス 卒業
第一学院グループ「ネットの大学 managara(地域イノベーターコース)」へ進学

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自分の体調や状況を考え、お母さんが探してくれた第一学院に入学を決めた南さん。第一学院のオープンスクールは今でも覚えているそう。

第一学院には中学卒業後に進学しました。中学生の頃に体を壊して、全日制の高校に通うことは難しい状態でした。いわゆる引きこもりです。そんな僕の姿を見ていた母がいくつか通信制高校を探してくれて、その中に第一学院がありました。オープンスクールにはなんとかして行きましたが、メンタル的に楽しむことはできなかったです。でもオープンスクール後に行った面談で、先生たちは僕の話をしっかり聞いてくれたことは今でも覚えています。他の高校にも足を運びましたが、このような状態の僕に成績の話とかを聞いてきたので正直びっくりしましたね(笑)。最終的に母の意見を中心に第一学院に決めましたが、当時は自分で進路を決めないといけないタイミングでさえ当事者意識がなく、選択すべきときに選択しない自分でした。そんな自分をどこかで変えたいとはずっと思っていました。

入学後は、体調によってキャンパスに通える日と通えない日がありました。調子が良いときは週5、悪い時は週2くらいのペースで通いました。振り返ると、体調が悪いことを言い訳にしてキャンパスに行かなかったこともありましたね。たまにキャンパスに来て、授業で出てきた不明点や悩みなどを先生に相談をしても先生方は嫌な顔せずに話を聞いてくれますし、しっかりサポートしてくれます。でも日に日に、当事者意識が無い自分、体調を言い訳にしてしまうような自分ではダメだ、自分を変えなきゃと心のどこかでずっと考えていましたが、あっという間に時は過ぎていました…。進路について考え始める3年生に上がる前にはどうにかしたいと葛藤していました。高校卒業後の進路については、お母さんの判断ではなく、自分でちゃんと決めようと思っていました。

自分を変えたい一心で、ネットの大学 managaraに進学することを決断。自分で計画を立てる自己管理の大切さと時間の自由度を日々感じています

進路を考え始めたのは高3になる前くらいですね。体調を言い訳に、何もしない自分でずっといるわけにはいかないし、「たぶん、このままだと自分の人生が終わる」と思っていました。正直、終わっても良かったんですが、周りへの迷惑を考えたときに「これはだめだ」と思い、まずは家に出よう、大学に行こうと考えて担任の先生に勧められたmanagaraに決めました。先生も両親も、進路について反対はしませんでした。むしろ僕が良い方向に進んでいける取っ掛かりになれば良い、と後押しされましたね。

実際にmangaraに入学すると、時間に縛られていないので良い意味で楽です。縛られていないというのは、時間という意味です。自分のやり方で学修を進めていくことができます。寝る前に授業動画を1回、起きて1回、またはアルバイトの休憩中に1回、と自分で計画立てて管理ができていれば、その分自分でしっかり進めていくことができます。自己管理を意識するから時間の自由が利くことを日々感じています。

初めての海士町で、どんどん人脈が広がっていくことが実感できて毎日楽しい!島での暮らしと講義を通して、日々学んでいます

managaraのコースの1つである「地域イノベーターコース(※)」も受講しています。現在は、島根県の海士町という島に住んでいます。約1年が経ちましたが、非常に濃い1年でした。海士町の人々は、人に対しての関心が高く本土とは違った暖かさがあるなと感じています。今では、アルバイトやボランティアを通して下は10代、上は70代と幅広い年齢の方々と交流をしています。ふらっと立ち寄った先で「野菜持っていきな!」「魚持っていきな!」と言われたり、畑仕事やお店を手伝ったり…。どんどん人脈が広がり、知り合いも増える。それが本当に楽しいです。

地域イノベーターコースの講義は、自分の中にある「こうなりたい」とか「こんなことをしたい」という妄想をどのように実現していくか、具現化するためにどんな思考や行動が必要なのかなど、講師の方々が様々な角度から掘り下げてくれます。講師、そして同じく講義を受けている地域イノベーターコース生とのディスカッションの時間も多くアウトプット中心に学んでいます。毎日学びの日々です。

地域イノベーターコースについて
※managara公式サイト内のコースページにリンクします。

海士町での暮らしの中で確実に増えた将来の選択肢を今後どう生かしていくかを考えながら、自分の将来を構想している最中です

自分のプロジェクトについては現在構想中です。やりたいことはたくさんあって、それをどう現実に落としていけるかを考えている段階です。

自分の中でテーマというかモットーにしていることがあって、それが「今日より少し良い明日を生きるために、今日(今)を頑張る」ということです。もちろん今でも気持ちが落ちる時もあります。第一学院の頃のネガティブな要素が多かった自分と比べたときに今の自分の方がましだなと思える、そんな自分でいられたらいいなと思っています。完璧を求めすぎても自分が壊れていくので。

また、1年間の海士町での暮らしを通して、将来への選択肢も確実に増えていっています。卒業後は就職という形でそのような選択肢を生かせればいいなと思っているところです。

みなさんへのメッセージ

僕にとって第一学院での生活は、上手くいかないことがなぜ上手くいかないのか、原因と自分を見つめ直すきっかけをくれました。卒業後の進路(現在)につながる失敗もたくさん経験しました。だから今の自分がいると思っています。

自分の人生の中で、親が何かを決める場面もありますが、自分で決断することも大事だなと思っています。決断できるようになるには、まずは3年間を全力で取り組んでみることを意識してみればいいのかなと思います。とにかく全力でやってみる。困ったときは周りの人もその姿を見てるから助けてくれますし、自分からヘルプを求められるようにもなるんです。最初の一歩を踏み出すことは難しいけど、まずはやってみたらいいと思いますよ。