フィールドワーク【名古屋国際センター】
多文化共生と国際間交流をテーマに
異文化交流プログラムとして
名古屋国際センターにて、
フィールドワークを実施させていただきました。
当日は、質疑応答を交えながら
濃密な内容のプログラムが進行しました。
このプログラムを選択した参加生徒は
グローバルな人材として活躍したいという夢を持ち、
世界中の人々と繋がることの重要性を感じて
このプログラムに申し込んできてくれました。
生徒が将来の夢として語ってくれたことは、日本で大きく発展し、
世界中の人々の心を捉えているゲーム開発を通して国際交流に役立てる人材に成長し、
世界で活躍したいという想いでした。
この日は真剣な眼差しで取り組んで、いつもとは違う生徒の姿を見ることができました。
約290万人もの多様な文化を持つ外国人の方々が日本で共に暮らしている現在にあって、
本州のほぼ真ん中に位置する世界都市である名古屋市では約8万人もの外国人の方が暮らしておられます。
そのような外国人の方が我が国でぶつかるものとして
「言葉と文化の壁」・「悩みを語り合えないという心の壁」・
「制度の壁」という3つの壁があるそうです。
そのような壁にぶつかった際に「自分を理解してくれる人がいることで心が楽になる」ように、
安心して相談できる場所がこの「名古屋国際センター」にほかなりません。
人を相手にする仕事として最も重要なポイントは、人間関係を築き、人の想いを聴き取り、
よく様子を観察したり、仕事とは直接関係の無い会話等も傾聴し、それぞれの個性の理解に努めることなどを
教えて頂きました。多文化共生社会実現の為に私たちが出来ることは、言葉の壁や習慣の違いを乗り越えて
お互いの違いを認め合う地球市民の意識を持って行動することにあります。
「来館者の皆さまから感謝の言葉を頂戴し、毎日のように嬉しいこと、楽しいことがたくさんあり、
働くことの喜びや生き甲斐を強く感じることができる職場です」との生のお言葉を聞くことで、
生徒もいたく感動しておりました。
楽しそうに、嬉しそうに、生き生きと働く大人たちの姿が若者たちに希望を与えます。
大人になって働けることへの期待感が、社会で活躍したいという夢や目標につながっていくのです。