学校に行かなくなってから(第一学院高校卒業文集より)
学校に、行かなくなってから、
一人で生きてきたし、
これからも、ずっと一人だと思っていた。
誰も分かってくれない。何も信じられない。
僕は、先のことに、ただ、ただ怯えていた。
そんな夏の終わり、転校を決意した。
(中略)9月になって第一学院高校へ転校した。
みんな優しかったから自分も優しくなれた気がする。
友達、親、家族、学校…
やっと支えられているんだと気が付いた。
こんな当たり前のことだけど、
このことに気付けたことが
高校生活での一番の成長だと感じている。
(中略)これからは僕が助ける方になりたい。
もう、怖くはない。
自分を信じて前に進むだけだから。
(盛岡市出身 2020年3月、卒業文集より)