在学生
ロボットに興味があり工学系を学ぶために工業高校に入学したんですけど、授業に真剣に取り組もうとしない同級生の雰囲気に馴染めず、「ここじゃ自分のやりたいことができない」と思って転校を検討するようになりました。両親や担任の先生にも理由を話したら納得してくれましたし、昔からの友だちは自分がやりたいことを知ってくれていたので応援してくれましたね。
両親と一緒に学校を探して第一学院ともう一校を考えていたのですが、第一学院の方が自分のやりたいことにチャレンジするための「自分の時間」が確保できると思って第一学院への入学を決意しました。
第一学院にはロボティクスを専門的に学ぶコースはありませんが、今はネット社会なので調べればいろんな体験ができます。また、自分のスタイルに合わせて週に何日登校するかも選べます。僕は週2日登校コースにしています。融通が利くからこそ、学校外の時間を自分の好きなこと・やりたいことにあてられる第一学院に魅力を感じました。
学校の授業以外だと、現在はオープンスクール等で中学生や保護者の方に学校紹介や学校生活をするピアサポーターをしていて、僕が第一学院に入学したきっかけや過去の経験を話しています。中学までは人と話すことが苦手で教室でも隅っこにいるタイプだったんですが、高校から自分を変えたい気持ちが強くなりいろいろなことに挑戦しようと思ったのがピアサポーターになるきっかけでした。
来てくれる方はみなさん初対面なので、話し方や相手がどう受け取るかなどを毎回学んでいて、最初に比べると今ではうまく喋れるようになったと思います。オープンスクールに来てくれる中学生は内気な子が多いので、次のステップとして来てくれた学生を安心させられるような話し方を学んでいきたいです。
自分の考えは自分の考えでしかなく、人と関わることで考えの幅を広げていくことは大人になっても社会で必要なスキルだと思っているので、そういう貴重な経験ができていると感じています。
学校外の活動だと、今は同級生や先輩たち4人で立ち上げた学生団体の運営もしています。
SDGsの課題解決をテーマにしていて、いろいろな人と関わりながらゴミ拾いをする、という活動もしています。他にも学生団体に参加していますが、それぞれ活動内容や代表の想いが違うので気付かされることがたくさんあって面白いです。
第一学院の先生は担当として関わってくださっているのですが、いろんな人たちとの繋がりを持たせてくれています。先生と生徒、というよりは友だちのようにフレンドリーに接してくれる個性的な先生たちばかりで、僕が思っていることをそのまま言っても大丈夫な雰囲気を作ってくれてとても親しみやすいです。そういう面でも第一学院に入学してよかったと感じています。
昔から早い段階から計画的に進めていくことが苦手で、夏休みの宿題もギリギリになってやっと手を付ける性格でした(笑)。第一学院に入学してからはレポートの提出など期限がギリギリになることもありますが、都度反省して計画を立て直したりしながら改善を試みています。全日制の授業なら時間割に沿って学習するだけなので進め方は僕に合っていたと思うんですけど・・・。でも、第一学院の方が、自立心を強めていける気がしています。
週に2回キャンパスに登校していますが、その日は午前中に友だちと一緒にレポート課題に取り組んで昼食を食べ、午後からは一人で集中して2時間くらい勉強をする、という流れにしています。その後はサークル活動やボランティア活動に参加して楽しんでる一日が多いです。家に帰るのが夕方になるのですが、帰ってからはまた勉強です。目指している大学があるので平日は主に勉強をして、土日はしっかりと休息を取っています。
元々人間拡張工学に興味があったんですけど、そこにロボティクスという分野をプラスした人体サポートができるロボット技術を学びたいです。その技術が研究テーマになっている筑波大学が今の目標です。身体のサポートはもちろんですが、精神的な部分のサポートも大切にしていきたいです。僕自身、元々内気でネガティブ思考で波があるんですが、そういう自分の経験してきたことを誰かの役に立てていけたらいいと思ってます。
これまでいろんな人に支えられて生きてきたので、将来は過去に体験してきたことをみんなに伝えながら心から笑い合える世界を作れるような、そんな仕事に就いて世界に飛び立ちたいです。
インタビュー日時:2023年9月
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