第一学院高校は経営者×Z世代による未来創造会議に参加しています! 第一学院高校は経営者×Z世代による未来創造会議に参加しています!

出演情報

2025.01.19 放送

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金
CEO・専務理事
國井 修

立川キャンパス 2年生
井上 心暖 さん

ボランティア組織の創設を皮切りに予防や保健医療の経験から、世界の健康格差をなくすため、主に熱帯病のための薬やワクチン等の開発を推進する日本発の国際的な基金のCEOを務める國井さん。世界の医療と健康の実態や、アフリカでの医療支援の経験を聞かせていただいたり、明るく情熱的な國井CEOと一緒に将来の夢について深く考える回となりました。

聴いてみよう

  • 番組前半

z世代

立川キャンパス 2年生
井上 心暖 さん

初めての場所にたくさんの大人の方がいて、とても緊張しましたが皆さん優しくて、スタジオも和気あいあいとした雰囲気で自然と緊張がほどけました!お話の中でも海外の子どもたちのお話がとても衝撃的で、ただ薬を与えるだけでは助けられず、食料や水も必要となること、私が知らないだけで世界には沢山の課題があることを改めて実感しました。「失敗はあくまで成功までの課程」と國井さんが話していたことが印象に残っていて、私も挑戦を億劫に思っていた自分を変えて、前向きに挑戦していきたいと思います。

経営者

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金
CEO・専務理事 國井 修

自治医科大学卒業、公衆衛生学修士(ハーバード公衆衛生大学院)、医学博士(東京大学)。国際医療援助のボランティア組織AMDA(アムダ)の創設に関わり、副代表を務め、奥日光の山間僻地で診療しながら、アジア・アフリカの緊急援助に従事。その後、 国立国際医療センター、東京大学大学院(専任講師)、外務省経済協力局(課長補佐)、 長崎大学熱帯医学研究所(教授)、国連児童基金本部(シニアアドバイザー)、 ミャンマー・ソマリア国事務所(保健・栄養・水衛生事業部長)を経て、2013年より9年間、 世界エイズ・結核・マラリア対策基金の戦略・投資・効果局長。2022年より現職。長崎大学、 千葉大学、東京大学、京都大学などで客員教授等を務める。

Z世代との対談はいかがでしたでしょうか。
Z世代の皆さんとの対話は、未来への希望を感じる素晴らしい時間でした。特に印象的だったのは、早いうちから自分のやりたいことに向けてしっかりと考えを持ち、それに向けて行動している姿勢です。看護師を目指している心暖さんが、身近な人の健康を守るための熱い思いや努力を話してくださったのは、とても感動的でした。健康というテーマは個人から地域、さらには世界全体に影響をおよぼすものです。皆さんのような若い世代がその一端を担ってくれることを心から嬉しく思います。
対談の中で、印象に残っている内容(Z世代からの質問やZ世代が話した内容)をぜひお聞かせください!
まず、皆さんが自分の意見をしっかりと持ち、社会課題に問題意識を持っていることが素晴らしいです。特に「治療薬を必要とする患者さんにどのように薬を届けるのか?」という質問が印象的でした。日本の僻地医療も課題ですが、世界ではさらに過酷な環境で医療アクセスが制限されている地域が多く存在します。遠隔地や紛争地で薬を届けるには、物流の工夫や地域との連携が不可欠です。この課題を解決するには、多くの分野のエキスパートとパートナーシップが求められます。皆さんがこうした問題に真剣に向き合い、未来を考えている姿勢に、大きな希望を感じました。
通信制高校という選択肢について、國井様のお考えをお聞かせください。
多様性を尊重し、個々の学びのペースや状況に柔軟に対応できる素晴らしい選択肢だと思います。特に、何かに情熱を持ちながら学業と両立する必要がある方にとって、大きな可能性を拓く場所だと感じます。このようなフレキシブルな環境があることで、今回一緒にお話をした心暖さんのように、将来に向けて実際にアクションを起こすことができるのだと感じました。
これからの日本を担うZ世代へのメッセージをお願いいたします!
皆さん一人ひとりが持つ情熱やアイデアは、未来を形作る大きな力となります。自分の意志をしっかりと持ちながら行動することはとても大切です。そして、より大きなインパクトを生み出すには、一人の力だけでなく、たくさんの人を巻き込み、ともに取り組むことが必要です。周囲の人々と協力し、異なる視点やスキルを結集させることで、解決できる課題や可能性は大きく広がります。パートナーシップを大切にし、共に歩む仲間と未来を切り拓いてください。皆さんの挑戦と成長を、心から応援しています!