夢授業 アニメ脚本家の高屋敷さん
2月19日に夢授業を行いました。
講師は高屋敷英夫さん(日本放送作家協会会員・日本脚本家連盟員)です。
高屋敷さんは50年間アニメの脚本家として活躍されています。
虫プロ発足時に演出助手として入社し、初めての仕事は「あしたのジョー」だったそうです。
その後、チーフディレクターとしてテレビアニメの仕事に携わり、
「カリオストロの城」では高畑勲氏や宮崎駿氏とも。
最前線でのご活躍だったのですが、高屋敷さんは
「(盛岡の)高校を卒業する時は物書きになりたかったので新聞社に入りたかった。
特にアニメが好きで選んだ仕事ではなく、嫌いでなかったくらいで続けてきた。
もしかして本当は違う道があったのではないかと思う。
列車を途中で降りてもよかったのかなと。食うために、何となくやってきた」
と肩の力が抜けた、飾り気のないお話をしてくださいました。
《生徒の感想》
・僕はアニメは好きだけど、先生のお話にはとても衝撃を受けました。仕事の内側を知るということも、とても大切だと感じました。
・なりたいと思っていなくても、そこから自分の一生続ける仕事にだってなりえるんだなと思ったので、何事もやってみて少し続けてみてから合う合わないと決めてもいいんじゃないかと思えました。
・私たちも知っている作品もあってお話をきいている時間がとても楽しかったです。
・もし高屋敷さんが脚本などをやっていなかったら、どんな仕事をやっているのか気になりました。
・「気楽」にという言葉は一生懸命仕事に向き合ったからこそ言える言葉だと思いました。
・高屋敷先生の授業を受けて「このシーンはどういう気持ちで作ったのか」など考えながら見てみたいと思いました。
・人生に不安を感じていたけど、意外と気楽に考えてもいいのかなと思いました。