高校生の今しかできないことに全力投球!僕のパフォーマンスでスケートボードの魅力を広めたいです。

PROFILE

大阪キャンパス 在学中<取材時>

<2017年>
DAMN AMA アメリカ 7位
JSF JAPAN OPEN NATIONAL CHAMPIONSHIP 1位
SKATE ARK SKATEBOARD WORLD COMPETION 2位
TAMPA AMA アメリカ 18位
<2018年>
PSCN 1on1 SKATE BATTLE 1位
DAMN AMA JAPAN 7位 ベストトリック 2位
日本スケートボード選手権大会 1位 (兼 第18回アジア競技大会巡遺選考会)
X GAMES Next X アメリカ 銀
THE BOARDR アメリカ 3位
DAMN AMA アメリカ 3位
アジア大会 インドネシア 金
<2019年>
SLS WORLD CHAMPIONSHP ブラジル 32位
FISE 広島 2位
G-SHOCK UNDER19 日本一決定戦 1位
FISE FRANCE 2位

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スケートボード選手として国際大会で活躍している池くん。競技と学業を両立するために第一学院に入学し、オリンピックでの活躍をめざして練習に励んでいます。

スケートボードを始めたのは小学校1年生の時。当時祖母の家にあったスケートボードが僕の目に止まり、家に持ち帰ったのが偶然の始まりです。最初はボードに上手く乗りこなすことすら難しかったけど、スケート場で練習を行っていくうちに、知り合った人達との影響でどんどんスケートボードに夢中になっていきました。気が付いたら小学3年生のころから国内大会に、小学6年生から国際大会に参加するようになりました。
中学生に進学しても海外遠征に参加することが多く、勉強の時間を取ることが難しくなってしまいました。高校進学を考えていたころ、アジア大会に選手として参加した時に知り合った池田大亮選手が第一学院高校で競技と学業を両立していることを聞き、そういった選択肢もあるんだ、ということを知りました。

競技に打ち込みたい!「通信制高校」という選択肢は僕にピッタリでした。

池田選手からは、「通信制高校」のこと、第一学院のこと、色々と教えてもらいました。「通信制高校」というと、不登校になってしまった人が行くというネガティブなイメージを持っていました。スポーツに打ち込む人が通学するイメージがあまりなかったのですが、スケートボードでは僕より優れている池田選手がそこで勉強しているのなら、そういう選択もありだと思いました。通信制高校の進学に関しては両親も賛成してくれて、むしろ後押ししてくれたのは両親です。僕は第一学院の大阪キャンパスに所属していますが、東京の方がスケートボードの練習場が多くあったり、レベルの高い仲間のそばで練習を重ねた方が刺激的だったため、高3の7月から一人暮らしを始め、関東を中心の活動を行っています。自分自身を成長するいい機会になったと思います。地元である大阪キャンパスに在籍しながら、東京を拠点に活動できるのも、通信制高校の魅力だと思います。

スクーリングに参加したことが一番の思い出。他のキャンパスの生徒と友達になりました。

第一学院には高校1年生の4月に入学しました。大会の参加や練習などスケートボードを優先に活動を行っていたため、キャンパスには1か月に1,2回登校しています。
登校した時は授業に出ていない分のレポートを解いて、終わったら帰るという形です。レポートでわからないことがあったら先生達は快く教えてくれるので、ありがたかったです。
第一学院に通学して一番印象に残ったのは「スクーリング」です。中学校の頃を思い出します。教室でクラスの皆と自由に過ごしたり、体験授業を受けたり、人見知りが全然ない僕ですが、別のキャンパスの子達と普通に体育館で体育をしたり、たわいのない事で喋ったりなど交流を深めることができるので貴重な経験です。

まずは、スケートボードの認知度が上げ、国内の環境が良くなってくことを目標に競技と向き合います。

僕は大手企業からのサポートのお陰で、スケートボードの選手として目の前の大会を一つひとつ集中して行うことができる環境があります。ただ、やっぱり日本ではまだまだスケートボードに対する認知度も低く、海外と比べると環境が悪く、レベルも低いです。これから自分が活躍して、日本のボードの環境を変えたいと思います。
そのためにまずは、僕自身が大きな大会で好成績を残せるように努力し、将来は大好きなスケートボードに携わりながら、海外で活躍する選手になりたいです。2020年東京オリンピックの正式種目に選ばれたことでメディアでも注目されるようになり、まさに今が勝負です。僕自身、オリンピック出場の可能性もまだあるので、これからは一つ一つの大会を大切にしていきたいです。

みなさんへのメッセージ

僕はもうすぐ卒業ですが、第一学院での高校生活はスケボー中心でした。練習はもちろん、遠征やイベントへの出演、あわせてスポンサー関係やスポーツ雑誌の撮影などたくさん経験させていただきました。全日制の高校と比べて、「高校生活」という印象は少なかったですが、やりたいことに打ち込める環境は自分に合っていたんだと思います。また、第一学院はスポーツで活躍している選手がたくさんいるので、先生方の理解も深く、学校に行くと「大会どう?」「調子はどう?」と声をかけてくれ応援してくれます。これから高校生になる皆さんも、今しかできないこと、自分のやりたいことに妥協せず、限られた時間を悔いのないように使って欲しいと思います。
撮影協力: Nike SB dojo

インタビュー日時:2020年2月