長野キャンパスブログ

まずは「親が変わる」ことが肝心なんですね

県教委の発表によると、県内公立小中学校で注意欠陥他動性障害(ADHD)などの発達障害と判定を受けた児童・生徒は9月末時点で4,328名に上りました。(昨年度より546人増加) また、県内公立高校在籍生徒のうち、95校の465人が何らかの発達障害があると診断されています。

ともに集計以来最も高い数値になる背景には、発達障害に対する意識が高まりつつあるとしています。そのような折、臨床心理士である佐々木尚子先生(長野県 スクールカウンセラー、市内病院勤務)をお招きし、発達障害に関わるセミナーを行いました。実際に状況が改善した事例を通して、「効果的なかかわり方のコツ」を学びました。

本人の成長を期待するのではなく、周りが特徴を理解をし、本人にあった効果的な対応をしていくことが大切であるとのことでした。基本姿勢としては1.感情的にならない 2.短く分かりやすく伝える 3.ほめ上手になる 

理想や正論で叱責を続けると自己評価が下がるばかりで、「まずは親が変わる」ことが大切であり、一人ひとりに合った方法やうまくいく言葉が必ずあり、「これならできそうだ」という身近なことを楽しみながら見つけていくとよいとのことでした。