今の若者には自己概念の理解が必要なんです
NPO法人 日本青少年キャリア教育協会が主催する「第3回 子どもの心の成長を促すかかわり講座」を開催しました。
今回は「自他肯定感教育の体験」という内容で、野口久弘先生にお話をいただきました。
若年者の就職状況が良くない原因として、自己概念(自分の長所・強み・能力など)が分からない、または、それらをうまく伝えられないということがあります。
自分では気づかないことであっても、他人から客観的に見てもらえば分かることがあります。
子どもたちが自分では短所であると思っていても、「Refraiming(組み立てなおすこと)」をすれば、長所側から見ることができます。
親や教師の役割はそれらを子どもに伝えることです。
そのためには、子どもの話をしっかりと傾聴し、発せられた言葉をそのまま受け取るのではなく、その言葉の背景にある子どもの考えや思いを受け止め、それに対して親または教師としての意見を伝えなければならないということを学びました。