熊本キャンパスブログ

夢授業 ~「ゲーミフィケーション入門」を行いました!~

6月13日(月)、崇城大学情報学部の和泉先生を講師としてお招きし、「ゲーミフィケーション入門」をテーマに体験授業を行いました。ゲーミフィケーションとは、日常で発生する課題などをゲームの技術を使って解決しようという考え方のことです。

始めに「高速道路での速度違反を無くすための工夫」をテーマにグループワークを実施しました。このとき、誰かのアイディアを否定せずにその意見から発展させていく「ブレインストーミング」という方法を活用して、様々なアイディアを出し合いました。生徒達は、いつも以上にワイワイしながらも「電光掲示板を使って運転手を怖がらせて速度を上げないようにする」などのユニークなアイディアを沢山出してくれました。

場の空気が和やかになったところでいよいよ「ゲーミフィケーション」の内容です。
テーマは有名ゲームの第1ステージがいかにゲーム初心者にとって「優しく作られている」のかということを学習しました。講師の先生が、「このステージのどこが初心者に配慮している点だと思う?」という質問に対し、生徒達から様々な意見が出てきました。

 「ステージの始まりで敵が一匹だけ来るのは、誰が敵かを認識させるため?」
 「最初にキャラクターが左端にいるのは、右方向に動いてほしいからだと思う!」
 「コインはキャラクターの進路と行動範囲を示しているはず!」など。

その発表に対して、講師の先生からは場面毎に解説し、「何気ないことも、初心者のユーザーにとって一目で分かる工夫を凝らしている」ことに感動している生徒もいました。今度はその考え方を元に「ゲーム初心者でもやりやすいゲームステージ」をテーマに実際にステージを作成、検証を行いました。ステージの作成中は、グループ内で話し合いながら黙々と作り上げました。そして、検証では「クリアできた!!」とワイワイした声が響く一方、「えっ、ここの班のめっちゃ難しいんだけど!!」という絶叫もあちこちから聞こえてきました。生徒達からは「ついつい自分目線になっちゃった」と「相手の視点で考える」ことがいかに難しいかを実感できたみたいです。

終了後、生徒からは「楽しそうってだけで参加してみたけど、ゲームの中にも色んな気付きがあってとても勉強になった」「ゲームデザイナーに憧れていたけど、人の気持ちが分からないと勤まらないなと思った」と「ゲーム」の新しい発見ができたようですね。

授業をしてくださった和泉先生、本当にありがとうございました!

いよいよ講義スタート♪
その意見すごくいいね♪♪
ゲームを製作中♪どんなステージが作れるかな
グループワーク 先生も交えて話し合い!